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	<title>東葛まいにち &#187; 子どもの広場</title>
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		<title>子供の広場一覧</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Jun 2010 21:31:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[  
ゆうび小さな学園代表　大妻女子大学院講師　内堀　照夫 
http://members3.jcom.home.ne.jp/yuubinet/
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"> <img class="alignnone" style="border: 0px;" title="子どもの広場" src="http://210.198.3.181/images/yuubi.gif" border="0" alt="子どもの広場" /> <img class="aligncenter size-full wp-image-504" title="ゆうび" src="http://210.198.3.181/images/2009/07/yuubi02.gif" alt="ゆうび" width="140" height="42" /></p>
<p>ゆうび小さな学園代表　大妻女子大学院講師　内堀　照夫 </p>
<p><a href="http://members3.jcom.home.ne.jp/yuubinet/" target="_blank">http://members3.jcom.home.ne.jp/yuubinet/</a></p>
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		<title>中学校を不登校で過ごした幸さん―高校卒業目前で出来た「友だち」</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Jun 2010 21:30:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[幸さん18歳の誕生日会。インタビューに答えた。

《…わたし、小学校６年から不登校になって、ゆうびに通うようになったの。
ゆうびは、不登校経験者や現在不登校の人が何人もいる、ゆったりした時間の流れるやさしい雰囲気のところ。演劇、ダンス、バンドのボーカルなどにもチャレンジして、自分を表現できるようになりました。
…この調子なら高校にもいけるかも？
…でも、小学校の頃のような人間関係での痛手はもうこりごり…。
いろいろ考えて『友達をつくらない。人間関係は必要最小限に止める。勉強中心の生活。寂しくなったら、ゆうびで癒す』と決断。高校選びは慎重にしました。
思い浮かぶ条件を書き出して、線で結び構造化して、何日も迷い、定時制を選びました。入学の日から、強くもないけど弱くもない目立たないけど感じ取ってもらえる『わたしはひとりでいいですから』というオーラを出して登校したの。担任先生にも決意を伝え見守ってもらいました。勉強も少し頑張って３年間で卒業しました。
卒業間近のある日、クラスのひとりの女の子が近づいてきて「ちょっと話をしていいですか？」ひかえめに礼儀正しく言われたから、「どうぞ」と答えていたわたし。すると「わたし、あなたのことが３年間ずっと気になっていました。魅力的でこんな人と友達になりたいなぁと思っていたの。発言や態度にも共感できたし…。このまま卒業してしまったらこれで終わりになっちゃう。もったいないなぁって思って…。これからお友達になりたい」って言ったんです。
わたし、どぎまぎするやら、うれしいやら。そんなふうに３年間もわたしのことを見てくれていたんだ…、心があつくなって…入学のときの決意を伝え、何かゴメンナサイと言いたい気持ちも湧いてきて「うれしいです。友達になって」…ほおが赤くなっていたかも知れない…。進学を決めた今、これからは、ありのままの自分で居ようと思えた瞬間です。》
拍手。
幸さんは、地味な高校生活を続けた。けれど、級友の言葉で青春時代がライトアップされた。さなぎの皮がパチッと割れて蝶になる。
「東葛まいにち」2010年6月9日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>幸さん18歳の誕生日会。インタビューに答えた。</p>
<p><span id="more-2307"></span><br />
《…わたし、小学校６年から不登校になって、ゆうびに通うようになったの。<br />
ゆうびは、不登校経験者や現在不登校の人が何人もいる、ゆったりした時間の流れるやさしい雰囲気のところ。演劇、ダンス、バンドのボーカルなどにもチャレンジして、自分を表現できるようになりました。</p>
<p>…この調子なら高校にもいけるかも？<br />
…でも、小学校の頃のような人間関係での痛手はもうこりごり…。<br />
いろいろ考えて『友達をつくらない。人間関係は必要最小限に止める。勉強中心の生活。寂しくなったら、ゆうびで癒す』と決断。高校選びは慎重にしました。</p>
<p>思い浮かぶ条件を書き出して、線で結び構造化して、何日も迷い、定時制を選びました。入学の日から、強くもないけど弱くもない目立たないけど感じ取ってもらえる『わたしはひとりでいいですから』というオーラを出して登校したの。担任先生にも決意を伝え見守ってもらいました。勉強も少し頑張って３年間で卒業しました。</p>
<p>卒業間近のある日、クラスのひとりの女の子が近づいてきて「ちょっと話をしていいですか？」ひかえめに礼儀正しく言われたから、「どうぞ」と答えていたわたし。すると「わたし、あなたのことが３年間ずっと気になっていました。魅力的でこんな人と友達になりたいなぁと思っていたの。発言や態度にも共感できたし…。このまま卒業してしまったらこれで終わりになっちゃう。もったいないなぁって思って…。これからお友達になりたい」って言ったんです。</p>
<p>わたし、どぎまぎするやら、うれしいやら。そんなふうに３年間もわたしのことを見てくれていたんだ…、心があつくなって…入学のときの決意を伝え、何かゴメンナサイと言いたい気持ちも湧いてきて「うれしいです。友達になって」…ほおが赤くなっていたかも知れない…。進学を決めた今、これからは、ありのままの自分で居ようと思えた瞬間です。》</p>
<p>拍手。</p>
<p>幸さんは、地味な高校生活を続けた。けれど、級友の言葉で青春時代がライトアップされた。さなぎの皮がパチッと割れて蝶になる。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年6月9日号掲載</p>
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		<item>
		<title>「３人関係」を発達課題と捉え、小学校中学年までにクリアさせたい</title>
		<link>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi173.htm</link>
		<comments>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi173.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 11 May 2010 22:00:02 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[算数・理科が好きな彩さん（小４）と、物語を書くことが好きな敦さん（小３）２人は一緒に入園してきた仲良し。
口げんかをすれば、敦さんの言葉には勢いがある。彩さんはだまってうなずくだけ。初めての事柄でもちゅうちょなく夢中で取り組む彩ちゃんを羨望のまなざしで見つめる敦さん。良い関係が続いていた。
そこに、蓮さん（小３）が入園してきた。
彩さんは軽い気持ちで蓮さんに言った。「敦さんってね、きつい言葉で言うことがあるの」。おうようで気遣いのできる蓮ちゃんは「ふ～ん」と聞き流していたが、次の日、敦さんに何気なく告げてしまった。感じやすい敦さんは「彩さんはそんな気持ちだったのか」と落胆し、悔しがり、涙を浮かべる。　それからは、敦さんと蓮さんの関係は濃密になり、徐々に彩さんがシカトされてしまう。彩さんがそばにくると、２人は、目くばせして別のところへ行く。彩さんは、なんとなく何かを感ずるのだろう、追うことをしない。
この「３人関係」はイジメの構図の原型でもある。　こうしたケースについて、リーダーたちは情報を交換し合うが、関係改善の介入はしない。「見守る」ことを申し合わせている。母親３人にも、ゆうびの方針を理解して頂き、子どものその時々の状態については、リーダーと共有しながら、我慢の見守りを続けてもらう。
否応無しに集団生活を強いられる今日の子ども達にとっては、「３人関係」を発達課題と捉えて、小学校中学年頃までにクリアさせてしまうのが子ども達にとっても得策ではないか。
なぜなら、いかなる集団であっても、集団の属性としてイジメが発生する可能性を宿しているから。　
子ども自身にクリアさせるには、早急な介入は避け、見守り続ける。３人のそれぞれの葛藤・相克をそれぞれの子の内面に沈潜させ、時間を掛けて昇華する経験を積ませることである。
発達課題をクリアした子ども達は、思春期に入ったとき、自立の進んだ人間として、自他の個性・特性を理解し合い、互いに尊重できる友人関係が創れるような成長を遂げるであろう。
「東葛まいにち」2010年5月12日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>算数・理科が好きな彩さん（小４）と、物語を書くことが好きな敦さん（小３）２人は一緒に入園してきた仲良し。</p>
<p><span id="more-2118"></span>口げんかをすれば、敦さんの言葉には勢いがある。彩さんはだまってうなずくだけ。初めての事柄でもちゅうちょなく夢中で取り組む彩ちゃんを羨望のまなざしで見つめる敦さん。良い関係が続いていた。</p>
<p>そこに、蓮さん（小３）が入園してきた。<br />
彩さんは軽い気持ちで蓮さんに言った。「敦さんってね、きつい言葉で言うことがあるの」。おうようで気遣いのできる蓮ちゃんは「ふ～ん」と聞き流していたが、次の日、敦さんに何気なく告げてしまった。感じやすい敦さんは「彩さんはそんな気持ちだったのか」と落胆し、悔しがり、涙を浮かべる。　それからは、敦さんと蓮さんの関係は濃密になり、徐々に彩さんがシカトされてしまう。彩さんがそばにくると、２人は、目くばせして別のところへ行く。彩さんは、なんとなく何かを感ずるのだろう、追うことをしない。</p>
<p>この「３人関係」はイジメの構図の原型でもある。　こうしたケースについて、リーダーたちは情報を交換し合うが、関係改善の介入はしない。「見守る」ことを申し合わせている。母親３人にも、ゆうびの方針を理解して頂き、子どものその時々の状態については、リーダーと共有しながら、我慢の見守りを続けてもらう。</p>
<p>否応無しに集団生活を強いられる今日の子ども達にとっては、「３人関係」を発達課題と捉えて、小学校中学年頃までにクリアさせてしまうのが子ども達にとっても得策ではないか。<br />
なぜなら、いかなる集団であっても、集団の属性としてイジメが発生する可能性を宿しているから。　<br />
子ども自身にクリアさせるには、早急な介入は避け、見守り続ける。３人のそれぞれの葛藤・相克をそれぞれの子の内面に沈潜させ、時間を掛けて昇華する経験を積ませることである。</p>
<p>発達課題をクリアした子ども達は、思春期に入ったとき、自立の進んだ人間として、自他の個性・特性を理解し合い、互いに尊重できる友人関係が創れるような成長を遂げるであろう。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年5月12日号掲載</p>
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		<item>
		<title>携帯ゲーム機でゲームをする姿を寸劇として舞台上演できる？</title>
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		<pubDate>Tue, 13 Apr 2010 22:00:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[１年間ボランティアの「松元美樹さんありがとうの会」が開催された。学園生は、プレゼントを用意したり、お礼状を書いたり、出し物をしたりして感謝の気持ちを表す。泰君は、最近ハマっている「太鼓ゲームを舞台でやりたい！」と思い立ちチーフリーダー（マコッちゃん）に申し入れた。
携帯ゲーム機の太鼓ゲームは、一人で楽しめることは確かだが、舞台に乗せて聴衆に何が伝わる？…しばらく迷ったマコッちゃんは思いつく。ロボットアニメでは、人間が頭の中に入り、大きなロボットを運転する、あの方式でいこう、と。
本番。泰君は車椅子から降りて舞台にあがる。
マコッちゃんと久君・孝君の３人が付き添った。舞台の真ん中にあぐらをかいた泰君は、畳の上にゲーム機を置くと言った「太鼓の達人をやります」拍手が起きる。
マコッちゃんは立ったままシャツをめくり上げ丸いお腹を突き出した。久君がその前に膝立ちになりバチを構えた。音を拾うために孝君はマイクをゲーム機にづけながら、観客席の後ろで音響を担当している光君にアイコンタクト。背中を丸めた泰君のタッチペンがゲーム機の太鼓をたたき始める。
ドン・カッ・ドン・ドン・カッ…。それに合わせて、久君がバチを振り上げマコッちゃんのお腹をたたく。孝君は、小さな音も拾おうと、ギリギリまでマイクを近づけ、光君とジェスチャーで連携。音楽に太鼓のリズムが呼応して会場に響く。拍手と笑いが続く。終わると泰君は「フルコンボ！」と叫び「美樹ちゃんありがとう。遊びに来てね」と続けた。
泰君のような申告があると「見ている人たちは楽しめないから別の出し物を考えよう」と誘導するのが多くの指導者・リーダーではなかろうか。ゆうびのリーダーたちはそれをしない。泰君が自分の意志で申告することはまれである。これを成功させれば満足感を味わい自信につながる。
何とかしたい。想い巡らす。その発想が、４人のリーダーの呼吸の合った協力でこんな演出に結実する。一人ひとりを大事にする一つのモデルと思うのはうぬぼれだろうか。
「東葛まいにち」2010年4月14日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>１年間ボランティアの「松元美樹さんありがとうの会」が開催された。学園生は、プレゼントを用意したり、お礼状を書いたり、出し物をしたりして感謝の気持ちを表す。泰君は、最近ハマっている「太鼓ゲームを舞台でやりたい！」と思い立ちチーフリーダー（マコッちゃん）に申し入れた。</p>
<p><span id="more-1887"></span>携帯ゲーム機の太鼓ゲームは、一人で楽しめることは確かだが、舞台に乗せて聴衆に何が伝わる？…しばらく迷ったマコッちゃんは思いつく。ロボットアニメでは、人間が頭の中に入り、大きなロボットを運転する、あの方式でいこう、と。</p>
<p>本番。泰君は車椅子から降りて舞台にあがる。<br />
マコッちゃんと久君・孝君の３人が付き添った。舞台の真ん中にあぐらをかいた泰君は、畳の上にゲーム機を置くと言った「太鼓の達人をやります」拍手が起きる。<br />
マコッちゃんは立ったままシャツをめくり上げ丸いお腹を突き出した。久君がその前に膝立ちになりバチを構えた。音を拾うために孝君はマイクをゲーム機にづけながら、観客席の後ろで音響を担当している光君にアイコンタクト。背中を丸めた泰君のタッチペンがゲーム機の太鼓をたたき始める。</p>
<p>ドン・カッ・ドン・ドン・カッ…。それに合わせて、久君がバチを振り上げマコッちゃんのお腹をたたく。孝君は、小さな音も拾おうと、ギリギリまでマイクを近づけ、光君とジェスチャーで連携。音楽に太鼓のリズムが呼応して会場に響く。拍手と笑いが続く。終わると泰君は「フルコンボ！」と叫び「美樹ちゃんありがとう。遊びに来てね」と続けた。</p>
<p>泰君のような申告があると「見ている人たちは楽しめないから別の出し物を考えよう」と誘導するのが多くの指導者・リーダーではなかろうか。ゆうびのリーダーたちはそれをしない。泰君が自分の意志で申告することはまれである。これを成功させれば満足感を味わい自信につながる。</p>
<p>何とかしたい。想い巡らす。その発想が、４人のリーダーの呼吸の合った協力でこんな演出に結実する。一人ひとりを大事にする一つのモデルと思うのはうぬぼれだろうか。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年4月14日号掲載</p>
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		<item>
		<title>「パンを盗まなくても大丈夫！　　　あなたに手をさしのべる人はきっといる」</title>
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		<pubDate>Tue, 09 Mar 2010 22:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[心療内科で「境界性パーソナリティ障害」の疑いと診断され通院を続けている晶さん（28）は、気分のむらがあり安定して働くことが難しい。ときに死にたい衝動にかられ、それを抑えるために自分の髪の毛を切り刻む、リストカットやＯＤ（過服薬）などの行動も見られる。
晶さんは、カウンセラーに今後の生活の不安を訴えた。
「うまく働けなくて…。週２日３時間のバイトがやっとです。もうじき、父が定年。どうしたらいいか…」と。
自分を奮い立たせるかのように続けた。
「…どうにもならなくなったら、バイトを増やしてみて…、それが駄目だったら生活保護の申請をしてみて…、それも通らなかったら…、パンでも盗んで…お巡りさんのお世話になります。…なんとか生きていたい！」
カウンセラーは腕組みをしながら「考える方向性を間違えています」と。
晶さんは涙があふれ「それならどうやって生きていけばいいのですか…」と声を震わせた。
生活保護を断られた青年が餓死するというニュースの流れていた頃だった。
２～３カ月が過ぎて、デイケアなどの設備が整っている病院に転院した。
そこの医師に「前の病院で受けていたカウンセリングは、どうしてダメになったの？」と聞かれる。
晶さんは共感して頂きたくてすがる思いで前記の話をした。
ところが、医師は即座に「盗むことは犯罪ですからね。バイトを増やして下さい」と言うのだった。また涙があふれた。
　【〝死にたい〞を口走っていたあなたが、パンでも盗んでお巡りさんの世話になってでも〝生きていきたい〞と思えるようになったんだ。うれしいね。だけど、あなたが警察に捕まっているのはもったいない。あなたの、観音様のように優しい慈愛の心をいろんな人達に分けてあげて欲しいね】
と、なぜ言ってくれないのか。
【殺伐とした世の中ではあるけれど、万一あなたが働けなくても、あなたに手を差し伸べる人はきっといます。パンを盗まなくても大丈夫】とも。
一歩前に出ようとする晶さんの背中に温かい手の平をそっと触れてくれる医師・カウンセラーに早く出会わせたい。
「東葛まいにち」2010年3月10日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>心療内科で「境界性パーソナリティ障害」の疑いと診断され通院を続けている晶さん（28）は、気分のむらがあり安定して働くことが難しい。ときに死にたい衝動にかられ、それを抑えるために自分の髪の毛を切り刻む、リストカットやＯＤ（過服薬）などの行動も見られる。</p>
<p><span id="more-1688"></span>晶さんは、カウンセラーに今後の生活の不安を訴えた。</p>
<p>「うまく働けなくて…。週２日３時間のバイトがやっとです。もうじき、父が定年。どうしたらいいか…」と。</p>
<p>自分を奮い立たせるかのように続けた。</p>
<p>「…どうにもならなくなったら、バイトを増やしてみて…、それが駄目だったら生活保護の申請をしてみて…、それも通らなかったら…、パンでも盗んで…お巡りさんのお世話になります。…なんとか生きていたい！」</p>
<p>カウンセラーは腕組みをしながら「考える方向性を間違えています」と。<br />
晶さんは涙があふれ「それならどうやって生きていけばいいのですか…」と声を震わせた。<br />
生活保護を断られた青年が餓死するというニュースの流れていた頃だった。</p>
<p>２～３カ月が過ぎて、デイケアなどの設備が整っている病院に転院した。<br />
そこの医師に「前の病院で受けていたカウンセリングは、どうしてダメになったの？」と聞かれる。<br />
晶さんは共感して頂きたくてすがる思いで前記の話をした。</p>
<p>ところが、医師は即座に「盗むことは犯罪ですからね。バイトを増やして下さい」と言うのだった。また涙があふれた。</p>
<p>　【〝死にたい〞を口走っていたあなたが、パンでも盗んでお巡りさんの世話になってでも〝生きていきたい〞と思えるようになったんだ。うれしいね。だけど、あなたが警察に捕まっているのはもったいない。あなたの、観音様のように優しい慈愛の心をいろんな人達に分けてあげて欲しいね】<br />
と、なぜ言ってくれないのか。</p>
<p>【殺伐とした世の中ではあるけれど、万一あなたが働けなくても、あなたに手を差し伸べる人はきっといます。パンを盗まなくても大丈夫】とも。</p>
<p>一歩前に出ようとする晶さんの背中に温かい手の平をそっと触れてくれる医師・カウンセラーに早く出会わせたい。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年3月10日号掲載</p>
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		<item>
		<title>「不登校のステージ」を自分史に明記したい－「学校休んで雪遊び宿泊に行きたい」妙さん</title>
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		<pubDate>Tue, 09 Feb 2010 22:00:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[雪遊び宿泊（２泊３日）は、毎年平日に実施する。スキー場の混雑もなく、宿舎でも他への気遣いがいらない。不登校生が威圧感を受けないで済む。
元気に通学し放課後、ゆうびに通っている妙ちゃん（小３）は、幼稚園からの仲良しで、小２の４月から不登校になり、ゆうびに毎日通園している都ちゃん（小３）が、雪遊び宿泊に参加すると聞いて「私も学校を休んで行きたい」と思いたつ。「でも、ママは許してくれないだろうな…でも行きたい」。朝のベッドの中でも、学校の授業中も、夕食の時も、雪遊び宿泊のことが頭から離れない。
とうとう妙ちゃんは、都ちゃんに相談する。
「都ちゃん。私も雪遊び宿泊に行きたいんだけれど。うちのママ許してくれないよね」
『そうね。絶対ダメって言うと思うよ。妙ちゃんのママは…』
「ママが〝行ってもいいよ〞って言ってくれる、何かいい考えはないかなぁ～」
『そうね〜。いい考えねぇ～
…そうだ【★１都ちゃんみたいに、不登校になんかならないで、一生懸命学校に行くから、雪遊び宿泊に行かせて】って頼んでみたら？』
「それ、いい考え…と、思うんだけど…」
『…と思うけど…ダメなの？』
「だって私、【★２都ちゃんのように、ぜんぜん学校に行かない不登校にはならないけれど、学校に行きたくない日もあるの。そんな日は休みたいのよ】…ママに嘘つきたくないもの」
『そうか〜』
結局、妙ちゃんは、ママに、ひたすら「行かせて。お願い…」を繰り返し頼み続けた。ママは根負けし「パパが〝いい〞といったら、いいわ」と答えた。
酔っぱらったパパに甘えながら訴えて参加許可を取り付けた。
この挿話の不登校談義。都ちゃんが【★１】と提案する心境をどう読むか。さまざまあろうが、自分の「不登校」を客観視できるようになっていることは明らかである。妙ちゃんの【★２】の発言では、登校する・しないは自分で決めていいと考えていることが分かる。また、お互いの学校対応の違いを当然のこととして認め合っている。二人のような小学生が増えていけば、学齢期の子どもたちの学校感もゆったりと気楽なものとなることだろう。
「東葛まいにち」2010年2月10日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>雪遊び宿泊（２泊３日）は、毎年平日に実施する。スキー場の混雑もなく、宿舎でも他への気遣いがいらない。不登校生が威圧感を受けないで済む。</p>
<p><span id="more-1523"></span>元気に通学し放課後、ゆうびに通っている妙ちゃん（小３）は、幼稚園からの仲良しで、小２の４月から不登校になり、ゆうびに毎日通園している都ちゃん（小３）が、雪遊び宿泊に参加すると聞いて「私も学校を休んで行きたい」と思いたつ。「でも、ママは許してくれないだろうな…でも行きたい」。朝のベッドの中でも、学校の授業中も、夕食の時も、雪遊び宿泊のことが頭から離れない。</p>
<p>とうとう妙ちゃんは、都ちゃんに相談する。</p>
<p>「都ちゃん。私も雪遊び宿泊に行きたいんだけれど。うちのママ許してくれないよね」</p>
<p>『そうね。絶対ダメって言うと思うよ。妙ちゃんのママは…』</p>
<p>「ママが〝行ってもいいよ〞って言ってくれる、何かいい考えはないかなぁ～」</p>
<p>『そうね〜。いい考えねぇ～<br />
…そうだ【★１都ちゃんみたいに、不登校になんかならないで、一生懸命学校に行くから、雪遊び宿泊に行かせて】って頼んでみたら？』</p>
<p>「それ、いい考え…と、思うんだけど…」</p>
<p>『…と思うけど…ダメなの？』</p>
<p>「だって私、【★２都ちゃんのように、ぜんぜん学校に行かない不登校にはならないけれど、学校に行きたくない日もあるの。そんな日は休みたいのよ】…ママに嘘つきたくないもの」</p>
<p>『そうか〜』</p>
<p>結局、妙ちゃんは、ママに、ひたすら「行かせて。お願い…」を繰り返し頼み続けた。ママは根負けし「パパが〝いい〞といったら、いいわ」と答えた。<br />
酔っぱらったパパに甘えながら訴えて参加許可を取り付けた。</p>
<p>この挿話の不登校談義。都ちゃんが【★１】と提案する心境をどう読むか。さまざまあろうが、自分の「不登校」を客観視できるようになっていることは明らかである。妙ちゃんの【★２】の発言では、登校する・しないは自分で決めていいと考えていることが分かる。また、お互いの学校対応の違いを当然のこととして認め合っている。二人のような小学生が増えていけば、学齢期の子どもたちの学校感もゆったりと気楽なものとなることだろう。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年2月10日号掲載</p>
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		</item>
		<item>
		<title>「不登校のステージ」を自分史に明記したい～道具や機械を使うことが大好き…寛君</title>
		<link>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi168-2.htm</link>
		<comments>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi168-2.htm#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 06 Jan 2010 01:58:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.bunya.ne.jp/?p=1383</guid>
		<description><![CDATA[　【…小さい頃から「工事現場」が好きでした。母が言うには、３歳頃から「車に乗せて走っていても、工事現場を見つけると、止めさせていつまででも見ていた」と言います。

小３の頃から、学校が嫌になり行きたくなくなりました。先生に「来なさい」と言われて無理して行っていました。小５の頃は、半分は保健室登校。行かない日は朝からテレビの３チャンネルを見て、勉強している感じを出していました。
その頃、１万円くらいの電動ドライバーを買ってもらいました。家の中のネジを見つけてはゆるめたり締めたりしました。釣り戸棚のちょうつがいのネジをゆるめた時は、元のように締められなくなり、業者を呼ぶ騒ぎになり叱られました。
ゆうびが休みの日は母とホームセンターに通いました。買うのではなく「これは何に使うんだろう。こんな値段なんだ」と思ったりして…。
建築現場でその工具が使われていると「あ、あれだ！」とワクワクした。欲しい物をそっと母の買い物カゴに入れて怒られたことも。そのうちに２万円の発電機を母に借金して買いました。それでライトを点けて「夕方リレー」の照明に使いました。
その後、ウッチーの許可も取らずに、ゆうびの「制作コーナー」を「カフェ」に転用しちゃいました。学園生や来園者が「いい雰囲気ね。コーヒーもプロ級ね」とほめて下さると、うれしくて…。
きっかけは、保健室登校の頃、職員室でコーヒーを入れて先生方に出してほめられた経験と、家でもコーヒーメーカーを使って毎日入れ母を喜ばせたこと。ゆうびバザーの後、コーヒー豆を机に並べてみんなに振る舞ったことかな。それからいつの間にか現在の形のカフェになりました…】
寛君の幼い頃からの興味関心は「道具や機械を使って目的を達成する」に尽きる。学校の授業の１時間は小学校で45分、中学校で50分と定められている。彼の興味関心を満たしてくれる時間設定ではない。
寛君は、自分の人生の「義務教育のステージ」を自分の決断で「不登校のステージ」に切り換え、納得のいく豊かな時空に創造した。
「東葛まいにち」2010年1月6日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>　【…小さい頃から「工事現場」が好きでした。母が言うには、３歳頃から「車に乗せて走っていても、工事現場を見つけると、止めさせていつまででも見ていた」と言います。</p>
<p><span id="more-1383"></span></p>
<p>小３の頃から、学校が嫌になり行きたくなくなりました。先生に「来なさい」と言われて無理して行っていました。小５の頃は、半分は保健室登校。行かない日は朝からテレビの３チャンネルを見て、勉強している感じを出していました。</p>
<p>その頃、１万円くらいの電動ドライバーを買ってもらいました。家の中のネジを見つけてはゆるめたり締めたりしました。釣り戸棚のちょうつがいのネジをゆるめた時は、元のように締められなくなり、業者を呼ぶ騒ぎになり叱られました。</p>
<p>ゆうびが休みの日は母とホームセンターに通いました。買うのではなく「これは何に使うんだろう。こんな値段なんだ」と思ったりして…。<br />
建築現場でその工具が使われていると「あ、あれだ！」とワクワクした。欲しい物をそっと母の買い物カゴに入れて怒られたことも。そのうちに２万円の発電機を母に借金して買いました。それでライトを点けて「夕方リレー」の照明に使いました。</p>
<p>その後、ウッチーの許可も取らずに、ゆうびの「制作コーナー」を「カフェ」に転用しちゃいました。学園生や来園者が「いい雰囲気ね。コーヒーもプロ級ね」とほめて下さると、うれしくて…。</p>
<p>きっかけは、保健室登校の頃、職員室でコーヒーを入れて先生方に出してほめられた経験と、家でもコーヒーメーカーを使って毎日入れ母を喜ばせたこと。ゆうびバザーの後、コーヒー豆を机に並べてみんなに振る舞ったことかな。それからいつの間にか現在の形のカフェになりました…】</p>
<p>寛君の幼い頃からの興味関心は「道具や機械を使って目的を達成する」に尽きる。学校の授業の１時間は小学校で45分、中学校で50分と定められている。彼の興味関心を満たしてくれる時間設定ではない。</p>
<p>寛君は、自分の人生の「義務教育のステージ」を自分の決断で「不登校のステージ」に切り換え、納得のいく豊かな時空に創造した。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2010年1月6日号掲載</p>
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		<item>
		<title>「不登校のステージ」を自分史に明記したい2～読書ざんまいとイギリス短期留学の香さん</title>
		<link>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi168.htm</link>
		<comments>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi168.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 08 Dec 2009 22:00:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.bunya.ne.jp/?p=1237</guid>
		<description><![CDATA[香さん中１は「私、フリースクールになんか来たくなかったんだけど、ブスっとしたお母さんの顔を見なくてすむから…」と。母親は「月謝はかかりますが、昼ひ中、目の前をパジャマのままでうろちょろする我が子を見ないですむだけでも私の精神衛生にいい…」が理由で入園した。
毎日10時半ごろ登園し２階の図書コーナーで読書を始める。昼食の時もみんなの輪に入らない。端っこに座って、よそってもらっただけを食べ、そそくさと２階に戻り読み続ける。
夕方６時ごろ下園。帰り際、玄関でさらりと「今は何を読んでいるの？」と聞くと、「漱石の『三四郎』」と返してくれた。
「そう、漱石。『坊ちゃん』は？」
「この間、読んで面白かったので、今は、漱石をいろいろと…」
これが最初の会話。読後感想を話題にするのはずっと後のことになる。ほぼ２年間、読書ざんまいの生活が続く。
現代日本文学全集はほとんど読み、外国文学も、シェイクスピアの「ベニスの商人」から始まって、ヘッセ、ジッド、トルストイ、ヘミングウェイなどの作品を読みあさる。大作「戦争と平和」を読破し、当時のロシアの時代背景にもふれながら感想を聞かせてくれた。
もし、香さんが中学校に通学していて、この膨大な読書ができたろうか。物語の中に自分を投入して追体験することができたろうか。否である。彼女は不登校のステージで、自分の青春を満喫し、成就感を味わい、心をふくらませ育てていった。
中３の夏、知人は一人もいないのに「短期イギリス留学21日」のツアーに参加すると言いだし両親を驚かせる。
ある日、イギリスからコレクトコールで電話がきた。「うっちー。香です。電話代お願いね。イギリス生活の中間報告をします…」歯切れのいい力のある声、語いも豊富になって、適切な言葉遣い、生活の様子がイメージできる抑揚のある表現。長い電話であった。別人かと思わせる飛躍的な変容を感じさせた。
帰国して９月「高校卒業資格がないと日本では、いろいろと不利だから。私、定時制高校に進学します」と明言してそれを実行する。
「東葛まいにち」2009年12月9日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>香さん中１は「私、フリースクールになんか来たくなかったんだけど、ブスっとしたお母さんの顔を見なくてすむから…」と。母親は「月謝はかかりますが、昼ひ中、目の前をパジャマのままでうろちょろする我が子を見ないですむだけでも私の精神衛生にいい…」が理由で入園した。</p>
<p><span id="more-1237"></span>毎日10時半ごろ登園し２階の図書コーナーで読書を始める。昼食の時もみんなの輪に入らない。端っこに座って、よそってもらっただけを食べ、そそくさと２階に戻り読み続ける。</p>
<p>夕方６時ごろ下園。帰り際、玄関でさらりと「今は何を読んでいるの？」と聞くと、「漱石の『三四郎』」と返してくれた。</p>
<p>「そう、漱石。『坊ちゃん』は？」</p>
<p>「この間、読んで面白かったので、今は、漱石をいろいろと…」</p>
<p>これが最初の会話。読後感想を話題にするのはずっと後のことになる。ほぼ２年間、読書ざんまいの生活が続く。</p>
<p>現代日本文学全集はほとんど読み、外国文学も、シェイクスピアの「ベニスの商人」から始まって、ヘッセ、ジッド、トルストイ、ヘミングウェイなどの作品を読みあさる。大作「戦争と平和」を読破し、当時のロシアの時代背景にもふれながら感想を聞かせてくれた。</p>
<p>もし、香さんが中学校に通学していて、この膨大な読書ができたろうか。物語の中に自分を投入して追体験することができたろうか。否である。彼女は不登校のステージで、自分の青春を満喫し、成就感を味わい、心をふくらませ育てていった。</p>
<p>中３の夏、知人は一人もいないのに「短期イギリス留学21日」のツアーに参加すると言いだし両親を驚かせる。</p>
<p>ある日、イギリスからコレクトコールで電話がきた。「うっちー。香です。電話代お願いね。イギリス生活の中間報告をします…」歯切れのいい力のある声、語いも豊富になって、適切な言葉遣い、生活の様子がイメージできる抑揚のある表現。長い電話であった。別人かと思わせる飛躍的な変容を感じさせた。</p>
<p>帰国して９月「高校卒業資格がないと日本では、いろいろと不利だから。私、定時制高校に進学します」と明言してそれを実行する。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2009年12月9日号掲載</p>
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		</item>
		<item>
		<title>「不登校のステージ」を自分史に明記したい～童話を書くことに燃える夕美さん</title>
		<link>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi167.htm</link>
		<comments>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi167.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 10 Nov 2009 22:00:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

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		<description><![CDATA[夕美さんは小６の２学期から不登校。不登校の理由は分からない。登下校する子どもたちの声や学校のチャイムの音が聞こえてくるのが辛いのか、じきに、昼夜逆転の生活がはじまった。
夜起きてしていることは、ラジオに耳を傾けくすくす笑いながら童話の構想を練ること。猫が気球に乗って旅をする話だったり、図書館でフクロウが結婚式をあげる話だったり…。頭の中にはファンタジーがいっぱいだ。
中１の頃になると、同じように童話を書いている人たちと出会いたいと思うようになる。けれど、そのようなサークルはなかなか見つからない。
中２のある日、新聞でＮ市に大人向けの創作童話のサークルがあることを知る。「よし！電話をしてみよう！」と思う。思うがなかなか勇気がでない。
不登校を何と説明したらいいのか…。一昼夜かけて電話のシナリオをつくった。
受話器を持って、かけようとするが何度もためらった。「でもこれは行ったらいいよ、というシグナルなんだから」と自分に言い聞かせ、電話をならした。
出てくれたのは優しげな声の年配に女性。ホッとする。
サークルで自己紹介をすると、大人の方たちは「よくきてくれたわね」と笑顔で迎えてくださった。
「不登校なら好きなだけ童話が書けるね！素敵！」
「わたしも学校へ行かないで童話書いていればよかった！残念ウフフ」
「今のうちから書いていれば作家になれるわよ」
どの言葉も、温かくユーモアにあふれていた。その後、夕美さんの作品は、サークルの同人誌や地方紙に発表されるようになった。夕美さんは「不登校を特別視しないで、親愛のまなざしを向けてくださった大人の方々に感謝しています。うれしかったです」と。
不登校経験者の中には、不登校の期間を自分の人生から抹消してしまいたいという方もいる。汚点のように思ってしまったり、辛く過酷な思い出としたりしてしまうのはもったいない。
すべての不登校生が夕美さんのように、不登校を楽しみ充実した人生のステージだったとして自分史に刻み込めるように過ごして欲しい。
「東葛まいにち」2009年11月11日号掲載
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>夕美さんは小６の２学期から不登校。不登校の理由は分からない。登下校する子どもたちの声や学校のチャイムの音が聞こえてくるのが辛いのか、じきに、昼夜逆転の生活がはじまった。</p>
<p><span id="more-1104"></span>夜起きてしていることは、ラジオに耳を傾けくすくす笑いながら童話の構想を練ること。猫が気球に乗って旅をする話だったり、図書館でフクロウが結婚式をあげる話だったり…。頭の中にはファンタジーがいっぱいだ。</p>
<p>中１の頃になると、同じように童話を書いている人たちと出会いたいと思うようになる。けれど、そのようなサークルはなかなか見つからない。<br />
中２のある日、新聞でＮ市に大人向けの創作童話のサークルがあることを知る。「よし！電話をしてみよう！」と思う。思うがなかなか勇気がでない。<br />
不登校を何と説明したらいいのか…。一昼夜かけて電話のシナリオをつくった。<br />
受話器を持って、かけようとするが何度もためらった。「でもこれは行ったらいいよ、というシグナルなんだから」と自分に言い聞かせ、電話をならした。<br />
出てくれたのは優しげな声の年配に女性。ホッとする。</p>
<p>サークルで自己紹介をすると、大人の方たちは「よくきてくれたわね」と笑顔で迎えてくださった。</p>
<p>「不登校なら好きなだけ童話が書けるね！素敵！」<br />
「わたしも学校へ行かないで童話書いていればよかった！残念ウフフ」<br />
「今のうちから書いていれば作家になれるわよ」</p>
<p>どの言葉も、温かくユーモアにあふれていた。その後、夕美さんの作品は、サークルの同人誌や地方紙に発表されるようになった。夕美さんは「不登校を特別視しないで、親愛のまなざしを向けてくださった大人の方々に感謝しています。うれしかったです」と。</p>
<p>不登校経験者の中には、不登校の期間を自分の人生から抹消してしまいたいという方もいる。汚点のように思ってしまったり、辛く過酷な思い出としたりしてしまうのはもったいない。</p>
<p>すべての不登校生が夕美さんのように、不登校を楽しみ充実した人生のステージだったとして自分史に刻み込めるように過ごして欲しい。</p>
<p style="text-align: right;">「東葛まいにち」2009年11月11日号掲載</p>
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		</item>
		<item>
		<title>No.166　発達障害のある子と共に育つ5　　海君の描いた「大きな大きな白ユリの花」</title>
		<link>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi166-htm.htm</link>
		<comments>http://www.bunya.ne.jp/rensai/yuubi/yuubi166-htm.htm#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 14 Oct 2009 01:58:05 +0000</pubDate>
		<dc:creator>東葛まいにち</dc:creator>
				<category><![CDATA[子どもの広場]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.bunya.ne.jp/?p=871</guid>
		<description><![CDATA[植木鉢からまっすぐに伸びた白ユリが、１つだけ大きな花をつけました。
海君はそれを描くことにしました。
海君は小学５年生。自閉症があります。うまくお話ができません。けれど、クレヨン画を描くのが得意でした。
まず、白い画用紙全面に白色を塗る。その上に色を重ね、濃く縁取っていく。これが海君のこだわりの画法です。
縦にした画用紙の下の方に白ユリの鉢を描き始めます。直径20cmくらいの鉢を、ドンと描いて、それから白ユリの太い茎を伸ばし、葉を２枚描きました。
「あれ？画用紙いっぱい…」先生は、あわてて、新しい画用紙を上につなげました。
海君はその紙にも白をぬって、茎を描き伸ばし葉っぱを付けていきましたが、紙のてっぺんまでいっても、白ユリの花は出てこない。
先生は、もう１枚新しい画用紙をのり付けしました。その紙も白色で塗りつぶしてから描き続けます。
ついに、４枚目の画用紙で白ユリの花が咲きました。本物の３倍もある白ユリが白地に浮き上がりました。
先生は「なんでこんなに大きくなっちゃったのかな？」と絵をじっくり見ました。
葉っぱの数をかぞえてみると本物と同じ枚数あります。１枚１枚の葉っぱをよく観て描いているので、葉が大きくなり葉と葉の間隔が本物より広くなっているのでした。
細かいところを見逃さない海君ならではの特徴が出ているのです。
先生は、絵に裏打ちして学級のみんなに見せました。拍手喝さいです。
その年度は、学芸会がある年でした。学級の全員が参加する劇をするのです。海君も楽しく自然な雰囲気で舞台出演できるようにと、脚本に手を加えてみるのですが、なかなかうまくいきません。みんなは思案に暮れました。
その時、誰かが「海君の白ユリの絵を舞台に飾ることにしよう」と提案しました。みんなは大賛成。舞台は家の中の設定でしたからぴったりです。当日は、みんなで作った額に入って、ますます立派になった海君の大きな白ユリ、まるで主役です。
海君のお母さんは泣いていました。
照ちゃん先生のむかし噺でした。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>植木鉢からまっすぐに伸びた白ユリが、１つだけ大きな花をつけました。<br />
海君はそれを描くことにしました。</p>
<p><span id="more-871"></span>海君は小学５年生。自閉症があります。うまくお話ができません。けれど、クレヨン画を描くのが得意でした。</p>
<p>まず、白い画用紙全面に白色を塗る。その上に色を重ね、濃く縁取っていく。これが海君のこだわりの画法です。</p>
<p>縦にした画用紙の下の方に白ユリの鉢を描き始めます。直径20cmくらいの鉢を、ドンと描いて、それから白ユリの太い茎を伸ばし、葉を２枚描きました。</p>
<p>「あれ？画用紙いっぱい…」先生は、あわてて、新しい画用紙を上につなげました。</p>
<p>海君はその紙にも白をぬって、茎を描き伸ばし葉っぱを付けていきましたが、紙のてっぺんまでいっても、白ユリの花は出てこない。</p>
<p>先生は、もう１枚新しい画用紙をのり付けしました。その紙も白色で塗りつぶしてから描き続けます。</p>
<p>ついに、４枚目の画用紙で白ユリの花が咲きました。本物の３倍もある白ユリが白地に浮き上がりました。</p>
<p>先生は「なんでこんなに大きくなっちゃったのかな？」と絵をじっくり見ました。<br />
葉っぱの数をかぞえてみると本物と同じ枚数あります。１枚１枚の葉っぱをよく観て描いているので、葉が大きくなり葉と葉の間隔が本物より広くなっているのでした。<br />
細かいところを見逃さない海君ならではの特徴が出ているのです。<br />
先生は、絵に裏打ちして学級のみんなに見せました。拍手喝さいです。</p>
<p>その年度は、学芸会がある年でした。学級の全員が参加する劇をするのです。海君も楽しく自然な雰囲気で舞台出演できるようにと、脚本に手を加えてみるのですが、なかなかうまくいきません。みんなは思案に暮れました。</p>
<p>その時、誰かが「海君の白ユリの絵を舞台に飾ることにしよう」と提案しました。みんなは大賛成。舞台は家の中の設定でしたからぴったりです。当日は、みんなで作った額に入って、ますます立派になった海君の大きな白ユリ、まるで主役です。</p>
<p>海君のお母さんは泣いていました。</p>
<p>照ちゃん先生のむかし噺でした。</p>
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