かかりつけ薬局の知っ得情報⑪



かかりつけ薬局の知っ得情報⑪

 私が薬剤師として薬局に勤務するようになって15年以上の月日が過ぎました。当時は「医薬分業」の名のもとに病院が院外処方せんを発行し始め、同時に病院の周りに多くの薬局が建てられました。以来、私も目の前の病院から処方せんを持ってやって来た患者さんたちへの対応に務めています。

時は流れて、高齢化社会が進むとともに、薬局の求められている機能も変わることを求められています。今、厚労省は全国の薬局に健康サポート薬局としての機能を身につけるよう促しております。

先述したように、今の薬局は病院での診察を終えた患者さんが訪れるところになっております。しかし、薬局を訪問する高齢者の症状は、その時は高血圧や糖尿病のような生活習慣病かもしれないけど、そのうちに腰や膝が痛くなって活動量が落ちてしまうかもしれない。或いは認知症になってしまうかもしれない。そんな他の病気の芽を早めに摘み取り、今の生活を可能な限り維持してもらうようサポートする役割が求められると思っています。

その時に必要なことは、相談者の悩みを一人で解決しようとすることではなく、医療・介護・福祉・生活に関して地域包括センターを中心にその地域でどんな職種の人たちに繋げるのか考えていくということです。そのためには私たちは薬剤師以外の職種のことをもっとよく知らないといけません。

今後、高齢化社会が進むことで一人の現役世代が一人の高齢者を支える肩車式社会になると言われています。これを私の仕事に置き換え、私が一人の高齢者の生活全般をケアすることは難しいかもしれません。しかし、医師・歯科医師・看護師・理学療法士そして薬剤師と5人のプロフェッショナルが揃えば、私は薬の管理に専念することができ、5人、いやそれ以上の方のケアをすることが可能です。

薬局の窓口で「こんなこと薬剤師さんに相談しても・・・」と言いながら相談に見えられる方がいます。確かに、私たちの専門分野ではない相談を受けることもあるのですが、私たちは地域の専門職のみなさんとの連携を様々な形で模索しています。まずは気になることは気軽に相談してみて下さい。

担当薬剤師 竹田恒一(写真:左)
問い合わせ☎047・360・3600一般社団法人 松戸市薬剤師会


                                                  

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カテゴリ: 《新連載》かかりつけ薬局の知っ得情報

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