高齢社会への取り組み 8



高齢社会への取り組み 8

 要介護高齢者の自宅や施設に口腔ケアに伺うと共通した問題があります。口やその周りの筋肉が衰え、口が半開きの状態の人が多いということです。これは健康な人にも多く見受けられますが、高齢者は唾液が減少するなども加わり、さらに口の中が乾燥気味になります。

 つまり、唾液で洗い流す効果が薄れてしまいます。唾液は、1日に1㍑以上出るともいわれ、その抗菌作用などから歯や歯肉を守っていますので、乾燥気味になると、むし歯や歯周病が進行しやすくなるのです。

 また、要介護者は自身の歯磨きでは十分に清掃できず、手助けが必要です。これにも限度や負担もあります。
 体が弱った高齢者の場合は、細菌を含んだ唾液などが誤って気管に入る誤嚥(ごえん)で、肺炎を起こす危険が高いとされています。時々微熱が出るようであれば、歯科衛生士による口のケア(口腔ケア)を定期的に受けていると、肺炎のリスクを低める事が可能であると報告されています。

 本人が口の中の異変に気付くことは少なく、家族が気付く必要があります。「口の臭いがするようになった」。「食べカスがいつまでもある」。「歯磨きをさせてくれない」など、さまざまな問題はありませんか?

 また、胃瘻(いろう)といって、管で直接胃に栄養を送る人でも口の中は汚れます。口腔ケアは継続することが大切ですが、家族の負担も増えてしまいます。  専門的な口腔ケアの相談は、歯科介護支援センターへ相談してください。柏歯科医師会が窓口となり対応します。

(柏歯科医師会 黒滝) 歯科介護支援センター☎04・7147・6480。


                                                  

2015年02月25日 高齢社会への取り組み 8 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: かむかむ図書館 健康

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。