薬剤師による ファーストエイド教室3『飲み過ぎ』



薬剤師による ファーストエイド教室3『飲み過ぎ』

年末年始は、一年で最もお酒を飲む機会が多くなるのではないでしょうか。飲みすぎによって高まる生活習慣病のリスクを考えると、適量を愉しみたいところですね。
翌朝までアルコールが残ってしまう飲酒量は、一般的な男性(体重65キロ)の場合、ビールで1500ml以上と言われています。個人差はあるものの、それ以上飲んでしまうと目覚めがスッキリとはならないでしょう。せっかくの楽しい宴会も翌日の辛さで台無しになってしまいます。
ここで二日酔いになる仕組みについてご説明します。アルコールは体内で代謝(酸化)され、酢酸になる途中で有害なアセトアルデヒドという物質に変わります。アセトアルデヒドが溜まることで吐き気など二日酔いの症状が出るのです。

ある酵素の働きによってアセトアルデヒドは酢酸に代謝されますが、抗生物質など、薬の中にはその酵素の働きを弱めてしまうものがありますので、薬を飲んでいる方は予め薬剤師に聞いておく必要があります。
また、アルコールの代謝には水分が必要です。大量にアルコールを摂取した場合、脳内の水分が使われることで、翌日の頭痛を引き起こします。
二日酔い防止には、胆汁の分泌を良くするウコン、代謝に必要なビタミンB1を含むサプリメントやドリンク、枝豆やじゃがいもなどビタミンCの多い食品、胃腸を守る働きのあるオクラ・なめこ・長芋など、ムチンを含むネバネバ食品を一緒に摂ると良いと言われています。それでもつい飲みすぎてしまったら、寝る前に胃腸薬を飲むのも良いでしょう。黄連解毒湯もお勧めです。
澤田 康裕

ウエルシア松戸高塚薬局
電話047・312・7775(松戸市高塚新田232)

一般社団法人 松戸市薬剤師会 電話047・360・3600


                                                  

2016年12月21日 薬剤師による ファーストエイド教室3『飲み過ぎ』 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 健康 薬剤師によるファーストエイド教室

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。