薬剤師による ファーストエイド教室4『乾燥肌』



薬剤師による ファーストエイド教室4『乾燥肌』

湿度が低下する冬は、皮膚の乾燥や痒みで悩む人も多いのではないでしょうか。乾燥肌は、皮膚の水分と油分の両方が失われた状態です。バリア機能が低下し、ちょっとした刺激にも敏感に反応して痒みが生じます。引っ掻くことで更に痒みの範囲が広がる悪循環を引き起こしてしまいます。

皮膚の乾燥で痒みが生じている場合は保湿剤を使ってバリア機能を高めましょう。保湿剤には主に、皮膚に油脂の膜を作り水分の蒸発を防ぐエモリエントと皮膚の天然保湿成分を補うモイスチャライザーがあります。前者はワセリン、後者は尿素が代表的な成分です。保湿効果はモイスチャライザーの方が高いという研究データがある一方で塗布の部位や肌が弱い体質などによっては注意が必要です。薬剤師に相談しながら自分に合った物を選ぶ事をお勧めします。

塗布のタイミングは皮膚が十分に水分を吸収した入浴後が良いのですが、入浴後1分後と1時間後で保湿効果に大きな差はないという最近の研究データもあり、状況によってはお風呂上り直後に慌てて全身塗布する必要はありません。
その他の対策として、体を洗う際にゴシゴシと強くこすらない、石鹸成分をよく洗い流す、熱いお湯に浸からないなどの注意の他、加湿器を使って室内の湿度を適度に保つ事も重要です。
乾燥肌以外にもヒゼンダニが人の皮膚に寄生することで起こる疥癬や血液透析など様々な痒みの原因があり、医師による適切な治療が必要な場合があります。スキンケアをしても症状が改善されない場合は、お気軽にかかりつけ薬局・薬剤師にご相談下さい。
吉田 貴行

ファーコス薬局 常盤平
電話047・389・2249(松戸市常盤平6‐1‐15)

一般社団法人 松戸市薬剤師会 電話047・360・3600


                                                  

2017年01月25日 薬剤師による ファーストエイド教室4『乾燥肌』 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 健康 薬剤師によるファーストエイド教室

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