かかりつけ薬局の知っ得情報④



かかりつけ薬局の知っ得情報④

富士には、月見草がよく似合う―太宰治は『富岳百景』のなかでこう評し、雄大な富士の姿と慎ましやかに咲く月見草の見事な組み合わせを表現しています。

 ところで、皆さんは普段飲んでいる薬と食事やサプリメントなど口にしているものの組み合わせを気にしたことはありますか?お薬同士、あるいはそれらと食品などの組み合わせによっては薬が必要以上に効きすぎたり、逆に期待通りの効き目が現れなかったりすることがあります。

 例えば、血液をサラサラにし、不整脈などに効果のあるワーファリンという薬を飲んでいる人が納豆を食べると、薬の効き目が弱まってしまいます。これは、納豆に含まれるビタミンKがワーファリンのはたらきと相反するためです。一方、納豆にはナットウキナーゼという血液をサラサラにする成分が含まれ、脳梗塞や心筋梗塞の予防に良いとも言われています。皮肉にも良かれと思って食べた納豆によって、ワーファリンの効果が発揮されずに症状の悪化を招くこともあるのです。

 また、代謝経路といって体内で薬を処理する過程が重なると、薬が体内に残り続けて副作用などの余分な効き目を発揮してしまったり、処理が早まって十分な効き目を発揮しなかったりすることもあります。特に、複数の医療機関から薬をもらう際には、おくすり手帳を持参して、飲みあわせを確認してもらってください。

 ちなみに、どこか人付き合いの難しそうなイメージのある太宰ですが、富岳百景のラストでは、二人組の女性に写真を撮るようお願いされたにも拘らず、二人の姿を追い出して、富士山お世話になりましたとシャッターを切る茶目っ気を見せています。薬局で白衣を着て難しい顔して薬とにらめっこしている薬剤師も実は気さくな人が多いので、皆さんもぜひ薬局に足を運んで気軽に相談してみてくださいね。

ando 担当薬剤師 竹田恒一

(有)安藤薬局 五香薬局

 一般社団法人松戸市薬剤師会☎0473603600

 


                                                  

2018年04月25日 かかりつけ薬局の知っ得情報④ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: かかりつけ薬局の知っ得情報 健康

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