かかりつけ薬局の知っ得情報㉑「塗り薬と飲み薬」



かかりつけ薬局の知っ得情報㉑「塗り薬と飲み薬」

塗り薬には、軟膏、水剤、ゲル剤など色々なものがあり、蕁麻疹が出たとき、傷つけたとき、虫に刺されたとき、打撲した時などに一番身近なお薬だと思います。

皆さんのイメージでは注射剤や、飲み薬と比べて副作用が少なくて使いやすいイメージではないでしょうか。
しかし塗り薬の中にも全身的な副作用のあるものがあり、自分勝手に使うと起きてしまう副作用もあります。軟膏だけではなく外用剤についても同様です。定められた用法、用量を守り使用してください。
ここでは塗り薬だけでなく、外用剤ということでお話しいたします。内服薬と外用剤で成分は違っていても同じ働きをするものがあります。
そしてそれを一緒に使うことで、より良い効果を発揮する事もあります。
ただし使い方を間違えると重大な副作用を起こすこともあり、注意が必要です。

こんな経験をした方がいらっしゃいます。
腰の痛みで整形外科に行きました。毎食後飲む痛み止めと、患部に貼るシップ剤、痛みがひどい時に使うようにと坐薬を頂きました。
次の日の朝、熱が出てきたので、内科を受診し解熱剤をいただきました。整形と内科でもらった薬だったし、痛み止めと解熱剤なので、一緒にのんでもいいだろうと夜に服用し、痛みがひどいので坐薬も使用しました。夜中に震えが来て、身体が冷たく感じ怖い思いをしたそうです。

この方は低体温という副作用を起こしてしまいました。
痛み止めには痛みを取ると同時に、解熱作用の働きを持つものが多いのです。痛み止めのシップを貼り、痛み止めと解熱剤の二種類の薬を飲み、坐薬も使うことで、体温を下げすぎてしまったのです。大人の方は体温を調節する機能がしっかりしているので、このような事はめったに起こりませんが、お子さんは薬に対して敏感なので、より注意が必要です。
もしこの方がお薬手帳をしっかり管理し、かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師をお持ちでしたら防げたかもしれません。
このように薬剤師は副作用を未然に防いだり、相互作用や重複服薬を考えたり、皆さんの健康を守るため日々努力しています。

担当薬剤師 斎藤英祐
一般社団法人
松戸市薬剤師会
☎ 047(360)3600


                                                  

2019年09月25日 かかりつけ薬局の知っ得情報㉑「塗り薬と飲み薬」 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: かかりつけ薬局の知っ得情報 健康

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