No.28 歯科最先端医療~進化する器械・材料~

No.28 歯科最先端医療~進化する器械・材料~

現在の科学の著しい進歩と共に歯科医療の分野でも器械や材料は日進月歩で進歩しています。

最近よく外科医をモデルにしたテレビドラマを目にします。その中で外科医が特殊な眼鏡型ルーペを使って手術しているシーンを見る事があります。歯科治療においてもこのルーペが活躍し始めました。これにより、今まで見にくかったものが正確にはっきりと見える様になり、より精密な治療が可能になりました。

また、CTやMRIなどの医科で活躍している機械も歯科の診断に欠かせなくなってきています。難しいケースのインプラントや顎関節の病気、がんや腫瘍、歯の根の形を把握するなどその有用性は多岐に渡ります。レントゲンをデジタルで撮影し、コンピューターで解析する事で、歯や歯の根、骨の状態が正確に把握でき精度の高い治療ができるようになりました。

材料の面でも進歩はみられます。金属アレルギーが多く叫ばれる中、金属ではないオールセラミックスやジルコニア等がそれです。特にジルコニアは、型を取って作った石膏模型をコンピューターで三次元的にスキャンし解析した後、機械で正確に削り出すシステム(CAD/CAM)で作られ精度の高い冠を作る事ができるのです。

前述のルーペを除き、全てデジタル技術を駆使したもので、歯科医療の分野でもデジタル化がうかがえます。

しかし、これらは保険外診療であり、また導入している歯科医院も少ないのが現状で、今後の普及に期待したいものです。

(柏歯科医師会 天野)

「東葛まいにち」2009年5月13日号掲載


                                                  

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