かむかむ歯科小事典~電動ハブラシ

かむかむ歯科小事典~電動ハブラシ

最近、家電量販店の一角に「電動ハブラシ」のコーナーが設けられ、多くの種類の商品が展示されているのを目にします。機能やデザイン、価格帯も数百円のものから数万円するものまで、消費者にとっては選ぶのにひと苦労するほどです。

電動ハブラシは①機械式②音波式③超音波式の三つに分けられます。機械式はブラシが回転したり、前後左右に動くことで歯垢を取り除くものです。
音波式と超音波式は、音波による振動で歯垢を除去します。

機械式は従来の手で磨く作業と同じで、すべての歯の面に毛先を当てる必要があります。音波式は振動により歯垢を浮かせて取り除くタイプで、やはりすべての面に毛先を当てる必要があります。

両者とも手で磨くよりは短時間で磨けるようになります。それに対し超音波式は高い周波数の振動により、歯垢を破壊して取り除くもので、ブラシの毛先から1~2㍉の離れた場所の歯垢まで破壊します。しかし、実際に使ってみると振動が手や頭に伝わり「しびれる」「頭に響く」などを訴える人がいるのも事実です。

電動ハブラシの共通の短所は「機械で磨いた」ことで磨けていないのに安心感を持ってしまうということです。また、ついこすってしまいがちですが、ハブラシ自体が動いているので歯に当てるだけでいい事も理解しましょう。

現代の忙しい生活の中で、手で磨くよりも短時間で磨ける電動ハブラシはとても魅力的ですが、それぞれの長所と短所を理解し、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

(柏歯科医師会 天野)

「東葛まいにち」2010年4月14日号掲載


                                                  

2010年04月14日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

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