お口の健康と健康寿命



お口の健康と健康寿命

お口のケアは健康を保つためにとても重要です。特に健康寿命と口腔には密接な関係があります。

健康寿命とは、日常で介護を必要とせずに自立した生活ができる期間をさします。厚労省の発表では健康寿命は男性70・4歳、女性73・6歳です。平均寿命は男性79・5歳、女性86・3歳で、男性9年、女性13年ものギャップがあります。それだけ介護が必要だということになります。

高齢になると寝たきりや認知症などの問題が出てきます。これにお口の健康が深くかかわっています。歯を失った人では急に身体の不調を訴えたり、生活習慣病の発症率が高くなります。また特に消化器系の「がん」の発症と関連が高くなります。

健康な歯が多い、虫歯になっても治療していることなどが認知症の予防の一つとなります。自分の歯が1本でも多く残っていると、全身疾患のリスクが下がり、長生きになるというデータも報告されています。

また高齢になると飲みこむ機能が低下するため、誤嚥性肺炎を発症し死に至るケースが大変多くなります。口の中をきれいにする「口腔ケア」を実践し、顔の表情をうまく使ったり、口の周りの筋肉を鍛えたり、舌の運動をしたり、唾液腺のマッサージで唾液の分泌をスムーズにしたりすることが、肺炎の予防になります。

歯の健康とともに口腔の機能を維持すると、おいしく食べることができます。これは健康寿命を延ばすことにつながります。是非、かかりつけ歯科医をつくって、定期健診をし、口腔ケアを実践しましょう。

(柏歯科医師会 塚田)

「東葛まいにち2013年3月13日号掲載


                                                  

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