バイオフィルムって何?



バイオフィルムって何?

家庭の排水溝のネバネバが、歯の表面にもできることを知っていますか?


歯にプラーク(歯垢)が残っていると虫歯菌であるミュータンス菌や歯周病菌が分泌する酵素によって、ショ糖が分解されてバイオフィルムという膜が作られます。このようにして発生したバイオフィルムは歯の表面や歯肉の溝に強固に張り付いて、その中で細菌が集団になって増殖し、虫歯や歯周病の原因となります。

バイオフィルムのネバネバが厄介なのは、簡単なブラッシングやデンタルリンスではなかなか完全に除去できず、細菌を守るバリアになっていることです。

このバイオフィルムを除去するには、毎日の丁寧なブラッシングや歯間ブラシやデンタルフロスなどを使った掃除が欠かせません。

ただ、自分でブラッシングしただけでは、完全にバイオフィルムを破壊することは困難なため、歯科医院での歯垢染出しを用いたPMTCが有効です。

PMTCとは、歯科で専門的な器具やペースト(フッ素入り歯面清掃剤)を用いて歯面及び歯周ポケット(歯肉の溝)内部に存在しているバイオフィルムを機械的に除去する治療です。

またプラークが、唾液中のカルシウムやリン酸の沈着によって石灰化した物が歯石です。歯石になると、ご家庭で除去する事は困難となります。バイオフィルムも歯石も、できてしまう前に毎日のブラッシングでプラークを除去し、定期的に歯科検診を受け予防することが重要です。

(柏歯科医師会・吉村)
「東葛まいにち」2013年7月31日号掲載


                                                  

2013年07月30日 バイオフィルムって何? はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: かむかむ図書館

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。