病巣感染って何?



病巣感染って何?

身体のどこかに慢性の炎症性病巣があり、それ自体はほとんど症状がでていない、もしくは軽い症状を呈する程度であるのに、病巣から離れた場所に障害、すなわち二次的疾患を起こす事を病巣感染といいます。歯科でも同じことが起こります。

お口の中の病巣感染にはどのようなものがあるのでしょう?
①扁桃腺炎
②歯周病(歯肉炎・歯槽膿漏)
③根尖性歯周炎(むし歯由来の歯の根の中の炎症)

歯科では②と③が対象となります。お口の中には元々細菌がたくさん存在しています。そのバランスがくずれ、細菌が増加し、むし歯や歯周病となります。それらが進行すると慢性の炎症性病巣となり、細菌が大量に生産され、体の中へ毒素を送り出す拠点となるのです。

病巣感染により引き起こされる問題としては、腎疾患、リウマチ性疾患、皮膚疾患、心内膜症などが挙げられます。

これらの原因として、細菌が病巣から血管を通って他の部位に住み着くなどのいくつかの誘因は考えられていますが、詳しくはまだ分かっていません。口の中の病気が思わぬ全身的な病気をもたらすのです。

ではどのように予防すればいいのでしょうか?

それにはまず病巣からの他臓器への感染のリスクを減らすため、歯科医院において、むし歯や歯周病の治療をきちんと受けていただき、炎症性病巣をなくしていく事が大切となります。

そして、その後の経過や再発防止に定期的な検診も大切です。

(柏歯科医師会・桑木)

「東葛まいにち」2013年9月25日号掲載



 


                                                  

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