妊娠中の虫歯治療



妊娠中の虫歯治療

赤ちゃんの歯は、いつごろから作り始められるでしょうか。乳歯の芽は、胎生7週(永久歯は14週)頃でき始め、10週頃には乳歯すべてが発生、4~5カ月頃には歯の大きさや形が決まります。

また、味を感じる「味蕾」も7週目頃からでき始めます。妊娠初期は、神経系や各器官が形成される大切な時期です。

そのため、妊娠前に虫歯の治療を済ませておくのが一番ですが、不幸にも妊娠中、虫歯等のトラブルがおこったらどうしますか?
治療時期の特徴は、次のようになります。

■妊娠初期 放置と治療のリスクを比較し、応急処置の後、安定期以降に治療します。
■妊娠中期 5~7カ月の安定期は、抜歯を含め麻酔が必要なほとんどの歯科治療を行うことができます。
■妊娠末期 中期と同じですが、仰向けでの治療でおなかが圧迫され、早産の恐れを考えると妊娠中期よりはリスクはあります。

歯科で心配なのが、特にレントゲン、薬、麻酔の三つだと思います。
◎レントゲン
 催奇形性を含む障害は100ミリシーベルト以上とされています。それに対し、歯科の通常のレントゲンは、1枚0・004~0・04ミリシーベルトと非常に低い線量です。更に歯科のレントゲンは腹部から離れ、防御エプロンを着ることも多く、胎児への被爆はほぼゼロに近いと考えられています。

◎薬
 赤ちゃんにも使用される危険の少ない薬(ペニシリン系・セファム系の抗生物質、アセトアミノフェンの解熱・鎮痛剤等)を選んで処方するのが一般的です。

◎麻酔
 歯科の局所麻酔薬に、催奇形性はありません(無痛分娩にも用いられています)。むしろ痛みのストレスの方が問題となります。

(柏歯科医師会・梅田)



                                                  

2011年07月13日 妊娠中の虫歯治療 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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