歯周病や喫煙と早産について



歯周病や喫煙と早産について

歯周病は、歯周病菌(7種類)によって引き起こされる感染症で、生活環境や遺伝などが複雑に絡み合って進行していく口の中の感染症です。

歯周病は、免疫を司る細胞(マクロファージや多形核白血球)の運動能力を低下させ、糖尿病、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞など)慢性閉塞性肺炎(COPD)、異常出産(37週未満、体重2500グラム未満)、胃や十二指腸潰瘍等の病気に密接に関係していると思われます。

歯周病にかかると、歯周病菌と生体の間で炎症反応が起こり、生体が炎症物質を作り出します。

それが歯肉の毛細血管から血中を流れて妊婦の羊膜膣に到達し、胎盤膜の炎症や胎盤圧迫を起こします。その結果、子宮の収縮や子宮頸部の拡張を誘発して胎児の成長発育を妨げ、異常出産や早産につながってしまうと考えられています。

では、歯周病と喫煙の関係はどうでしょうか?

喫煙により、タバコに含まれるニトロアミンやシアン化合物、一酸化炭素などの2000種類以上の有害物質が歯肉を低酸素状態にしてしまいます。

喫煙者と非喫煙者の歯肉の炎症度を比較すると、喫煙者の方が高く(中等度から高度)、特に喫煙歴が20年以上の人、喫煙本数が1日20本以上の人は炎症度が高くなっています。喫煙歴がそれ以下の場合には、非喫煙者との差はほとんど見られません。

妊娠中の方は、禁煙することはもちろん、お口の中のケアに気を配る事も大切なのです

(柏歯科医師会 高橋)
「東葛まいにち」2011年10月12日号掲載



                                                  

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