地域の活性化に一役、元力士 吉田茂さん(50)



地域の活性化に一役、元力士 吉田茂さん(50)

病気を克服して前向きに生きる吉田さん。トレードマークの笑顔は少年のようだ

病気を克服して前向きに生きる吉田さん。トレードマークの笑顔は少年のようだ

ここに来ると誰かと会話ができる。これからはこういう商店が求められると思う。大型店ではできないことをして地元を盛り上げたい」と話すのは、「どすこい餃子」でお馴染みの惣菜店「浜あげ吉田屋」(流山市西平井3-4)の店主で元力士の吉田茂さん(50)。地域活動にも力を注ぎ、3月には「大震災被災地復興チャリティーイベント」の実行委員長として指揮を執る。

中学時代の体重が110キロと、堂々とした体格の持ち主の吉田さんは当然のごとく、「相撲をやりたい」と卒業後、親戚の松戸市出身の「松登親方」(日本相撲協会・元大山部屋)に弟子入り、「吉登」の名前が付いた。

初土俵は1979年の3月場所。当時は、同期の第61回横綱の北勝海と関脇・寺尾と共に、花のサンパチの一人として人気を博していた。

ところが、力士としては小柄のため、立ち合いけいこで頭が相手の胸や肩に当たり強い力が加わる。それを繰り返すうちに、網膜剥離に侵され、ドクターストップ。9時間の大手術後、失明は免れたものの相撲人生は閉ざされ、やむを得なく引退した。

流山から初めて力士が誕生したことで、市や学校挙げて壮行会を開き送り出してくれたことが蘇りつつも、実家に戻った。が、半年間外に出ることはできなかった。療養しながら今後のことも含め考えた。「中学だけではこれからが大変だ」と奮起。家業の惣菜店を手伝いながら定時制高校に進学した。

店先で焼く焼き鳥の鶏肉は、宮崎と鹿児島産と国産にこだわる。。一本一本自分で串に刺す。たれも自家製。国産手作りジャンボギョーザと同様、人気だった。5年前、このギョーザを「全国の多くの人に食べてもらいたい」と、インターネットショッピングモール楽天市場に出店。それを切っ掛けに「どすこい」を付けた。今では元力士のギョーザとして全国で人気を集めている。

妻と子ども達の協力で店を切り盛りする吉田さん。毎朝4時に起き、22時頃まで仕込みなどの仕事をし、睡眠時間4時間の生活を30年間続けているという「家族の助けがあったからこそ。感謝している」とほほ笑んだ。


                                                  

2014年01月29日 地域の活性化に一役、元力士 吉田茂さん(50) はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 東葛ニュース 流山

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