「きょうだい」この楽しさ!このわずらわしさ!



「きょうだい」この楽しさ!このわずらわしさ!

過日入園した弦くん(小5)の不登校原因の1つは、姉(中1)に自閉症があるため特別支援学級に通級していることをからかわれた、それが苦しく悔しくてだ。
「きょうだい」の中に障がいのある方の居る場合様々な葛藤や課題が起きることが多い。

拙著「ここへおいでよ…」にも「障がいのある兄を持って」を収録している。〈妹は結婚したいと思う相手に出会えたが「兄の障がい」について話せないでいる。10余年も会っていない僕の所に相談に来た〉無力な僕は適切な助言が出来ない。〈波ちゃんが選び、選ばれた男性なら大丈夫だ。あなたの言葉で兄の障がいを伝えよう。大丈夫だ〉と、とつとつと話した。しかし不安は消えない。
波ちゃんは〈近日中に会って話します。それでダメになるようなら…〉続く言葉を飲み込んで帰っていった。

どんな「きょうだい」関係を創りだしたら良いのか次の各項を検討するが結論が出ない。

①親は「きょうだい」に出生順の「タテの権威」を強調しない。「お兄ちゃんでしょ…」「弟でしょ…」など。
②家族全員で何かをする機会は多いほど良い。特に兄弟姉妹が幼い頃は大切である。
③何事に付いても家族の中で一番弱い人(手の掛かる人)を最優先に対応する。一番弱い人は入れ替わることがある。
④それぞれの個性・特性が際立つ生活・活動をし、それぞれ自分の人生創りを楽しむ。
⑤それぞれの生活・活動を相互に理解し、共感し、時には助言したり、無償の手助けもする。たまには大喧嘩をするが弱い方が勝つ。
⑥盆や正月には、先祖の墓のある故郷に集まって両親を囲んで酒宴を開く。
⑦「きょうだい」の団結力が強化され凝集性を強調し過ぎると個人の自由が束縛され、成員それぞれの「独り立ち」への歩みを損なうこともある。
⑧親は開放的な家庭環境を創りたい。「きょうだい」の養育に困難を感じた時は関係機関や他人の支援を求めなければならない。
⑨「兄弟は左右の手」・「兄弟は他人の始まり」。対立するかに見える慣用句だが深く読み取りたい。

社会学者テンニースの「血縁に基づき、成員が互いに感情的に融合しあって、全人格をもって結合する家族」を典型として「家族関係」「家庭生活」を活き活きと営なむ『家』の『きょうだい』がいい。 自分の生い立ちを顧みながら。


                                                  

2018年11月28日 「きょうだい」この楽しさ!このわずらわしさ! はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 子どもの広場 東葛ニュース

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