おしゃれを通じて笑顔を! シニアと車椅子利用者向けの服づくり



おしゃれを通じて笑顔を! シニアと車椅子利用者向けの服づくり

腰が曲がっていても背中が露出しないズボン
着脱がラクで背中を優しく覆う上衣

シニアや車椅子を使う人に、体型の変化に合わせた服で毎日のおしゃれを楽しんでもらいたいとの思いから服作りに取り組むメーカーが流山市にある。

今年2月に設立された「ヴァンダール中村」は、シニアや車椅子専用の衣料品の開発・制作・販売を行っている。現在、5人いるスタッフは、過去に老舗で縫製を行っていた経歴を持ち、また、全員に介護の経験がある。

服作りの始まりは、代表の飯島ゆうみさんの母親が認知症を患い訪れた施設で、利用者の衣服に関する様々な悩みを知ったことがきっかけ。長年服作りに携わってきた飯島さんの母親と一緒に考え、利用者のニーズに合った服を作り始めた。服作りに再び関わることで、母親も元気や自信を取り戻していったという。

最初の作品は車いす利用者用のひざ掛け。施設では冷えを感じることもあり、ひざ掛けのニーズは高い。また、車椅子を利用する人の多くはズボンを着用し、「スカートを穿きたい」と願う人もいるという。ヴァンダール中村のひざ掛けは、エプロンのような構造で、手を放しても車椅子からずれ落ちない。正面から見るとまるでワンピースを着ているように見えて暖かいだけでなくお洒落も楽しめる。

また、車椅子を使うとお腹が圧迫されたり、服の縫い目が当たって痛みを感じたり、床ずれに似た症状に悩む人もいるという。そこで飯島さんは、体重がかかる部分に縫い目が当たらないようデザインを工夫し、着脱しやすさを追求したズボンを制作した。すると、快適なだけでなく、従来の3分の1の時間で着脱できることから、利用者が排泄に間に合い、自信や自立につながった。介助者にとっても負担感が減り、双方に笑顔が生まれたという。

飯島さんは、背中が丸くなった人のための上衣の特許を取得し、ズボンも出願している。

介護施設からの依頼に応じて販売を行っているが、来年始めから南流山の「談笑カフェ喜一」でひざ掛け、ズボン、上衣の委託販売が始まる他、今月末からスタートするヴァンダール中村のホームページでも注文を受け付ける。既成品はMから3Lまでを用意し、SSとSおよび4L以上については受注生産を行っている。価格はズボンが9800円から、ブラウスが12800円から。愛用してきた服を現在の体型にあうようリメイクも行っている。

問い合わせ☎080・3667・0769

ヴァンダール中村ホームページ


                                                  

2018年12月19日 おしゃれを通じて笑顔を! シニアと車椅子利用者向けの服づくり はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 東葛ニュース 流山

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。