「事業仕分け」「新図書館」ほか-秋山浩保柏市長に聞く

質問に丁寧に答える秋山柏市長
今年度の予算も決まり、実質的なスタートの年を迎えた秋山浩保柏市長に「事業仕分け」や「タウンミーティング」、「年金記録の独自調査」などについて話を聞いた。
昨年11月1日の柏市長選で、5万7258票を獲得して初当選した秋山浩保柏市長の今年度初の予算一般会計は、前年比より1%増の1118億9000万円。自主財源が減収するなか、財源の確保に努めながら必要性の高い施策は、積極的に推進していく方針。
取り組みとして、事業仕分け◎公設市場再整備計画見直し◎市立柏病院に小児科を開設◎求職者就労支援や若者職業的自立支援事業◎私立幼稚園就園費補助(市単独で補助)◎小学3年生までの通院・入院費の助成◎父子家庭を児童扶養手当支給対象に◎私立保育所整備費補助(新設4カ所、建替え1カ所)◎民間認可保育園と駅前認証保育施設を各1園開設し、定員増を図る◎ホームヘルパー養成講座の委託や救急救命士の養成ほかを進めていくとしている。
Q1.「事業仕分け」の時期と実施方法は?
A.-国でやったことと極めて似ていますが、「構想日本」に頼らず、いろいろなところから話を聞き議論し、8月を予定しています。一つひとつの事業を分かりやすく説明するシートがあるのですが、それを担当部署だけではなく、私自身が全部目を通して、仕分け人が分かりやすいように作ります。
(対象は)30~40の事業になると思います。それを仕分け人がどう判断するかですね。最初はあまり数多くはやらないで、試行錯誤を繰り返すと思います。1チーム5~6人の2チームで1事業1時間を考えています。
市民の皆さんには、結果をホームページで公表します。また、このシートを20分ぐらい読んでいただければ事業の内容が分かるようにします。
Q2. 「タウンミーティング」を定期的に行うとのことですが、いつから、どのくらいの頻度で行う予定でしょう?
A.-タウンミーティングにつきましては、分かりやすい透明で公正な市政づくりに向けて、情報公開を積極的に行い、市民目線での行政運営を行うための情報交換の場と考えています。
実施方法や日程など詳細については、現在検討していますが、広くご意見が伺えるような制度を考えています。
Q3.新図書館整備について「市民の意見を尊重して実施する」とのことですが、柏駅東口D街区第一地区の再開発ビル内に作る計画を一度白紙に戻すということでしょうか。全く新しい方法の検討も考えられますか。
A.-市街地再開発事業でビルを建てて、3フロアを市が買うという流れだったのですが、今このような時世なのでビル建設事態の成立が難しい状況にあります。今後どうしていくか議論しているみたいですが結論が出ていません。マニフェストでは、見直しをしましょうと言いましたが、市役所と準備組合との約束があるので、少し時間がかかるかと思います。
Q4.柏市の「市債残高」は千葉市に次いで高い比率となっています。財政健全化には、どのような策が必要だとお考えですか。
企業再生コンサルタントとしてのご経験からご意見を伺えればと思います。
A.-このままだと子ども達が苦労します。借金はできるだけ減らさなくてはと思います。マニフェストに書いた人件費1割カット以外は、市民の皆さんと考えていかなくてはいけないんです。4年の間にはいくつかの事業を削る形にはなりますが、優先順位の考え方を提示して、どれを削るか話し合っていきます。
Q5.こどもルーム(学童保育)の月の利用料は、松戸市…1万5000円、柏市…1万円、野田市…9600円、流山市…9000円、我孫子市…6000円となっており、近隣の市と比較しても高額となっています。市から助成金を出して個人負担を軽くするような施策は考えられますか。
A.-国では、放課後児童クラブ(学童保育)の運営費について概ね50%を保護者の負担で賄うことを想定していますが、柏市の平成20年度の保護者の負担する割合は37.2%となっています。
入所している児童の御家庭に一律1万円を負担していただくのではなく、各ご家庭の経済的な事情などを考慮し、保育料の減免を行う制度を実施しています。具体的には、①生活保護世帯は0円②市区町村民税が非課税の世帯は0円③市区町村税が均等割りのみ課税されている世帯は2000円④就学援助費補助金交付認定を受けている世帯は2000円⑤こどもルームに児童が2人以上入所している世帯の2人以降の児童は5000円としています。
Q6.市立保育園の時間外保育例えば、野田市では指定管理者制度により民間活力の導入を図り、一部の園で22時までの保育を実現しています。現在、柏市での保育時間は19時までとなっていますが、今後、時間外保育の時間延長にどのように取り組んでいこうとお考えですか。
A.-現在、市立保育園では7時から19時までを保育時間としています(20時まで延長している私立保育園も一部にあります)。21年3月に「柏市育成支援行動計画」の策定にかかわる住民ニーズ調査を実施したところであり、この中でも延長保育を含む「保育サービスの充実」がトップ回答となっておりました。
保護者の就労形態が、かつての朝から夕方までという画一的な時間帯から特に夜遅くに広がっていることから、絶対数は多くないものの延長保育を求める保育ニーズがあることは保育課でも承知しているところです。
しかし、景気後退による待機児童の増加が危惧される中、限りある財源を待機児童解消に向けて保育児童の量的拡大に充てる必要があり、さらなる延長保育をどう導入していくかについては、保育職員の確保や夜間給食(補食)といった諸問題の解決が必要であるため、庁内で議論を重ねていきたいと考えています。
Q7.先日、名古屋市が「宙に浮いた年金記録」を独自調査した旨が報道されましたが、柏市でも年金記録について独自調査を行いますか。
A.-柏市独自の調査は行いません。年金事務所から、転出・転居者の住所・電話番号の情報提供の依頼を受けて、それらの情報提供は行います。柏市単独で記録調査を行うことはかなり難しいと判明しました。
2010年04月14日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: 柏
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