サッカーファンに愛されたジョルジ・ワグネル選手退団



サッカーファンに愛されたジョルジ・ワグネル選手退団

退団セレモニーで感謝の言葉を残し手を振るワグネル選手

退団セレモニーで感謝の言葉を残し手を振るワグネル選手

2011年の来日から2013年まで、柏レイソルの選手やスタッフ、そしてサポーター、日本のサッカーファンに愛されたジョルジ・ワグネル選手が、チームを去ることになった。

自身にとって日立台で最後の試合となった11月30日、試合後に退団セレモニーが行われた。

サポーターが歌う応援歌が響きわたるゴール裏応援席を記憶に焼き付けたワグネルは、そのあと、深々と頭を下げて、「ホントウニアリガトウ…」と口にした。

「本当の意味で勝ち続けてきた選手で、人間性が素晴らしく、プロフェッショナル。僕達に勝利のメンタリティを植えつけてくれた」と語った大谷秀和をはじめ、どの選手に聞いてもワグネルの「人間性」をまず讃えた。

普段は選手個人に対する発言を控えるネルシーニョ監督も、「ジョルジ・ワグネルは、柏レイソルに歴史を残しました。『勝者のプロフェッショナル』というのは、どういうものであるかを選手達に残したのです」と、最大の賛辞を送るほど、ワグネルが、数字やトロフィ以外のたくさんの宝物を柏レイソルに残したのは明らかだ。

ワグネルが帰国した12月8日までに連日繰り広げられた「ワグネル詣」とも言うべき、ワグネルとの最後の交流を求めて訪れたサポーター達一人ひとりとの丁寧なふれあい。

毎日1試合分に相当するほどの時間をかけて、訪れたすべてのサポーターに対して、サインや会話に応じたワグネルの姿勢、そして触れ合ったサポーター達の表情には、胸を打つものがあった。「私はできる限り、友好的に、そして、本音で人と付き合っていきたいのです」という彼の哲学の一つを、たしかに体現した光景がそこにはあった。

12月8日。すべてを終えて、「またいつか日立台へやってくるよ。レイソルは私にとって特別な愛着があるクラブだからね」とあいさつに来てくれたワグネルの大きな瞳からは、涙がこぼれ出していた。

「今日は私が泣いてしまいます、本当にありがとうね…」。流ちょうな日本語で「できる限りの本音」を残して、ジョルジ・ワグネルは日立台を後にした。本当にありがとう、ジョルジ・ワグネル!

(文・写真=神宮克典)
柏レイソル公式HP http://www.reysol.co.jp/


                                                  

2013年12月25日 サッカーファンに愛されたジョルジ・ワグネル選手退団 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: がんばれ!柏レイソル

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