おめでとう!柏レイソル 史上初J1昇格初年度優勝!



おめでとう!柏レイソル 史上初J1昇格初年度優勝!

初優勝を決め、優勝杯を掲げて喜ぶ選手ら=3日、埼玉スタジアム(神宮克典撮影)

12月3日、J1リーグ最終節、対浦和レッズ戦。この試合を首位で迎えた柏レイソルは、勝てば優勝という大一番に臨んだ。
選手入場時には、スタジアムに乗り込んだレイソルのサポーターが準備した「柏」の人文字が出迎え、選手達を鼓舞する。 

 

先制ゴールを奪ったワグネル選手

開始から主導権を握ったレイソルは29分、CKのこぼれ球からジョルジ・ワグネルが今季11点目のゴールで先制し、38分には橋本のJ1初ゴールが生まれ、2点リードで後半を迎える。浦和に1点返されるものの76分、試合を決定づける3点目を決めたのは、柏レイソル生え抜き、MF茨田。右足のミドルシュートが相手GKのミスを誘い、今季初ゴール。 

このゴールがだめ押しとなり、逃げ切りに成功したレイソルは、試合終了の笛が鳴り響いた瞬間、勝ち点72で悲願のリーグ初制覇が決定、史上初J1昇格初年度優勝を飾った。クラブが掲げるスローガン「VITORIA」(勝利)をチーム一丸となって達成した。 


 

最終戦で頂点をつかんだ J1リーグ王者“太陽王”柏レイソル

サポーターとともに、初優勝の歓喜の笑顔を見せる柏イレブン=3日夜、日立柏サッカー場

ネルシーニョ監督が貫く「集中力を欠くことなく、最初から最後まで全員で戦い切る」がチームスタイル。「リーグの頂点を極めるに至ったが、これはまだ通過点に過ぎない。去年、今年と、継続したサッカーをやれている。リーグ戦の中で、選手のレベルが更に成長し、クラブとしても成長している段階」と監督は語る。この優勝を皮切りに、新時代へ突入する柏レイソルへの期待は膨らむばかりだ。 

ネルシーニョ監督への敬意と信頼 

初優勝に導いたネルシーニョ監督=日立台に戻って優勝報告(3日夜)

特別なシーズンとして、我々の胸に刻まれるであろう今季、柏レイソルの選手達は、クラブにかかわる人々への感謝や讃辞を贈る。特に、ネルシーニョ監督への敬意と信頼を示す言葉を耳にしない日はない。 

高い戦術理解度と驚きのスタミナで、特にタフな戦況で不可欠なMFの澤昌克は、自身のプレースタイルのような表現で監督を語る。
「監督は、みんなを信用してくれているし、監督が考える戦術を遂行する上で、『頑張る』という謙虚な行動を示さなければ、チームは成立しない。監督からの信頼を無駄にはできない」。 

「全員が試合に出る準備をして、チームのため、勝利のために努力するのが、このチームの良いところ」と、汗も、ついた芝もそのままに語るのは、GKの稲田康志。「監督は自分の師匠」と言い切る彼は、戦いの場はピッチでなくとも、ベンチからは〝声のサポート〟で、練習場では、仲間のシュートを〝遮る〟ことで、今日もチームを支える。 

「キタジ」こと北嶋秀朗。市立船橋高校で3年連続全国高校選手権に出場し、2度優勝。1997年レイソルに入団。03年清水に移籍、06年レイソルに復帰。J1通算225試合58得点。

けがから復帰し、チームの攻撃を彩るMFの水野晃樹は、驚きにも似た口ぶりで、「レイソルには、鼻が高くなる選手がいないんです。本当に謙虚で、いい緊張感の中でプレーできている」と、チームの姿勢を伝える。 

選手たちがまとまり、常勝のシーズンを過ごす背景には、監督の人柄が浮かび上がる。 

「監督の喜ぶ顔が見たい。監督の名を歴史に刻みたい」と話すMFの安英学。監督とは、名古屋時代以来となる彼は、胸に秘める想いを話してくれた。
「当時、けがなどで、満足にプレーできず、力になれなかった。お別れすることになった時に、『いろいろと助けてくれてありがとう』と言葉を頂き、胸を打たれました。あの時、何の力にもなれないまま、チームを離れた監督に、1つでも何かを…という想いがあります」。 

ビールかけをして祝杯をあげる選手ら

今年、日立台で、我々は、幸福感に包まれただけでなく、忘れてはならないものに満ちた1年を謳歌した。
そんな特別な感情を携えた柏レイソルは、「また来年も、その先も継続して勝つクラブ(ネルシーニョ監督)」を目指し、次の扉を叩く。最大限の覚悟と敬意を払って。(写真・文=神宮克典)

優勝報告をする御手洗尚樹社長と監督、選手ら=柏駅西口、4日


                                                  

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