WFP工藤首席調査官が子どもの“飢え”について語る

講演する工藤さん
WFP(world food programme)※国連世界食料計画・工藤絵理首席調整官による講演が10月30日、柏教育福祉会館で開かれた。講演は「人類の死亡原因の第1位は何だと思いますか」という問いかけから始まった。
世界にはすべての人々が食べられる十分な食料があるのに、飢えは未だに世界第1位が死亡原因。2009年の世界の飢餓人口は、世界経済の低迷や食糧価格の高騰により、1年前より1億人増加の10億人を突破する見通しで6秒に1人、5歳未満の子どもが命を落としている現実があると話した。
工藤さんはWFPの職員としてニカラグア、ブータン、イタリア、コソボ、東ティモール、コンゴ民主共和国、ケニアなど、紛争があったり、治安が悪かったりする国の難民キャンプや災害で破壊された地域への食糧支援に携わってきた。
輸送は船、トラック、飛行機が主だが、車が入れない地域では象やラクダで運び、陸路を断たれた地域への食料輸送は飛行機から食糧を落とす方法が取られるという。安全、衛生面で気を付けていても、常に命の危険が伴うとも。
09年、WFPの「学校給食プログラム」は、ACジャパン(旧公共広告機構)の支援キャンペーンのテーマに選ばれた。実際にWFPの給食支援を受けているルワンダの小学生たちが、トウモロコシと豆を煮た栄養たっぷりの給食を毎日楽しみに登校している様子が紹介されている。
WFPの飢餓撲滅大使として、サッカーのロナウジーニョ選手をはじめカカ選手、マラソンのポール・テルガト選手らが支援、日本人では元サッカー選手の中田英寿さんや知花くららさんがメッセンジャーとなっている。
※WFPは、1961年に設立された国連唯一の食料支援機関でありかつ、世界最大の人道支援機関。飢餓と貧困の撲滅を使命とし、ローマに本部を設置。およそ1万人の職員のうち、90%以上が支援の行われている途上国での活動に従事している。WFPでは募金などの支援を募っている。
▼問い合わせ TEL:04~7164~1467 国際連合協会柏支部
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2009年12月09日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: 柏
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