【高校演劇】「松戸馬橋高校」全国大会出場/「専大松戸高校」関東大会で優良賞
「第62回千葉県高等学校演劇研究中央発表会」で、「専大松戸高校演劇部」が最優秀賞、「県立松戸馬橋高校演劇部」も優秀賞に輝き、1月に開催された関東大会に出場。 関東では馬橋高校が優秀賞を受賞、14日から16日、岡山県倉敷市で開催される全国大会に出場する。県内12地区105校の中から、予選を勝ち抜き14校が参加した千葉県大会。その中で松戸の2校が関東大会への出場を果たした事からも、この地区のレベルの高さがうかがえる。
松戸馬橋高校 14日から全国へ

県大会で熱演する馬橋高部員
千葉県立松戸馬橋高校演劇部は、関東大会4回目の出場。昨年は「赤鬼」を上演し、全国大会2位入賞を果たしている。
今回の演目「神隠し『八十八(やそはち)ものがたり』」は、百姓一揆を起こした村人達が、取り調べに来た役人に対し『八十八』なる人物を作り出して必死の言い訳をする話。笑えるが何やら悲しくなる劇だという。
和太鼓の音と共にどん帳があがるエンターテインメント的な要素もあり、関東大会の講評では瀬戸口都氏(文学座)から「幕が開いた瞬間にわくわくした。体を張ってやっている。そこが良い」と高く評価された。
顧問の土田峰人先生は、地区、県、関東大会と台本を書き直し、部員達も、衣装や道具など何もかも直し、各大会で熱演した。
学年末試験終了日に大道具をトラックに積み込み、翌日には倉敷でのリハーサルに臨む忙しいスケジュールとなるが、オリジナルメンバーで上演できる最後の機会、「たくさんの困難がありますが、とにかくやってみようと思います」と土田先生。
「土田先生から言われた『言葉を伝える』が心に残っています。当たり前だけど、難しい事です」と板垣太哉部長(2年)。「ありふれた様に思えますが、部員の誰もが意識しています」とも。
「同演目のテーマである人の強さを伝えたい」(荻野綾さん・2年)。「農民の怒りや役人の前の必死のごまかしを伝えたい」(湯浅香奈さん・2年)。「自分達が楽しんで演劇をやっているのがお客さんに伝わるように頑張りたい」(1年女子)と、部員らは全国大会への抱負を語ってくれた。
専大松戸高校 25日最終公演

県最優秀賞「交番へいこう」の一コマ
「関東大会が終わった後、『このつらい世の中に、心が温かくなる劇を見せてもらいました。最高の時間でした』と、ありがたい手紙をもらいました。自分達のやってきた事が伝わってうれしかったです」と話す専修大学松戸高校・演劇部の浅田太郎先生。大会を観た神奈川在住の方からの手紙だったという。
同校演劇部は、大会復帰3年目にして地区大会と県大会で優勝。関東大会は優良賞を受賞、急成長した。学業との両立を図るため、古文の活用形をアレンジした発声練習を行うなど、工夫を凝らしている。
「上演後の万雷の拍手を聞いたときの達成感に満ちた部員全員の顔は、今でも鮮明に思い出すことができます」と藤澤優衣さん(2年)。部長の伊藤菜穂さん(2年)は、「何もないところから先輩達が創意工夫を重ね残してくださったものと、私達が作ってきたものが評価されたことがうれしかったです」と喜びを語る。演出の吉田光さん(2年)は、「時間との戦いでした。そんな中、アイデアを皆で考えていく過程は大変だったけど最高に楽しかったです」と振り返る。
浅田先生は、「大会に出ることは、審査員など他者から評価され、認められることで成長する機会。
演技だけでなく大道具・音響・照明、全体のレベルアップが今後の課題です。演劇で競う精神的な強さを上げていきたいです」と意欲をみせる。
3月25日14時から、松戸市民劇場で県大会優勝メンバーでの最終公演を行う。演目は「交番へいこう」。入場無料。
「観終わった後に、温かくなるもの。幸せだなと思えるものを見せたいです。千葉の文化の一翼を担い、芝居を通じて、お世話になっている皆様にご恩返しができるように精一杯演じます」と浅田先生は語った。
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2010年03月10日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: 松戸
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