「最長片道切符」で全国へ旅 鉄道マニアの岡本さんの挑戦

「最長片道切符」で全国へ旅 鉄道マニアの岡本さんの挑戦

紀行本を手に岡本さん

知的障害者の会「松戸コアラ会」の会長を務める岡本義和さん(42・松戸市在住)は、子どものころから電車が大好き。30代に入ってからは、電車に乗ってあちこちを旅するようになった。

インターネットで「最長片道切符」(JRグループ)のことを知り「電車で日本全国を回ってみたい」との思いが募った。最長片道切符とは、原則として「途中で折り返さない」「環状線1周を超えない」という2つの条件を満たす任意の駅間・経路に対して発売される切符の中で最も距離が長いものをさす。

「列島縦断鉄道12000km最長片道切符の旅」(宝島社)を参考に、JRに切符の作成を申請。区間は北海道・稚内駅から佐賀県・肥前山口駅まで、有効期限は57日間、金額は4万5410円(療育手帳所持のため通常の半額)。発行されるまで10日かかった。

7月20日、常磐線・馬橋駅をスタート。青春18きっぷを使い、日本最北端の駅「稚内駅」へ22日に到着。翌日からいよいよ最長片道切符を使った旅が始まる。単に駅を通過するだけでなく途中下車しながらの旅、とにかく時間がかかる。北海道を出て青森へ着いたのは6日後。翌日には本州最東端の駅「岩手船越駅」(岩手県)へ。距離を稼ぐためジグザグに路線を取りながら九州を目指す。

秋田、山形、宮城、福島、新潟、長野、群馬、茨城、千葉を経て東京駅に着いたのは8月13日。4日後、本州最南端の「串本駅」(和歌山県・紀勢本線)着。9月1日、本州最西端の「下関駅」着(山口県・山陽本線)。九州へ入り9月7日、とうとう最長片道切符の終着駅「肥前山口駅」へ到着。翌日から2日間かけて松戸へ戻り、52日間の旅は終わった(所用のため途中3度帰宅、2日休み)。

乗車距離は1万7813・2km、総乗車時間は369時間46分にもなった。1日の最長乗車記録は初日の馬橋駅から蟹田駅(青森県)までの16時間43分。費用は乗車券のほか特急券に3万9230円かかった。
「やり遂げた時は、達成感でいっぱいでした」と岡本さん。「将来はJRの駅をすべて制覇したい」と夢を語る。

この旅の記録を「松戸コアラ会会長旅紀行」として手作りの冊子にまとめた(前半57ページ、後半54ページの2冊組)。乗車した電車のデータはもちろん、各地の名所やおすすめの駅弁、駅のスタンプなど情報満載の力作で、2月に我孫子市で行われた「鉄道自慢展」で部門賞を獲得している。
Eメール shim-maebashi-19680324-abiko@docomo.ne.jp

                                                  

2010年06月09日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 松戸

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。