児童生徒・教職員科学作品展-難波校長(松戸・河原塚中)が“優秀賞”

タバコの害を説明する難波校長
「平成21年度児童生徒・教職員科学作品展 自作教具の部」※で、松戸市立河原塚中学校の難波幸男校長が優良賞を受賞した。作品は、「人形で見るタバコの害」。
難波校長は、シンナー・薬物乱用防止の講演をした警察官から、「未成年者はタバコに手を付けてはいけない。
次の刺激をシンナーに求める事もある」と説明されたのがきっかけとなり、「小さいうちからタバコ有害の認識を持つ事が、カッコつけてタバコを吸うという好奇心に打ち勝つ力になれば…」とタバコの害を分かりやすく説明する方法を考えた。
人形にタバコをくわえさせて火を付け、送風機で吸引すると、煙はガラス管(気管支)を通り左右のフラスコ(肺)に送られる。
肺に見立てたフラスコにはエチルアルコール水溶液が入っていてブクブクと泡立ち始めた。フラスコ上部には煙が充満し、タバコの煙が肺に入った事が分かる。
タバコを吸い終わる頃には、透明な水溶液が茶色に変色してしまった。
「人間の体内でも同じ現象が起きている。理科では対照実験が大事です。最初透明だったものが変色してしまう。自分の目で、タバコを吸った人形の肺の色を見れば、体に悪いと分かってくれるでしょう」と難波校長。
今後は学年集会等で実演する予定だそうだ。
最近〝理科ばなれ〝という言葉を耳にするが、難波校長はあまり心配していないという。「アンケートを取ると、理科が嫌いな子は少ない。中学生になると実験は楽しんでいるが、受験科目の理科は嫌いという生徒が出てくる。生徒達に楽しい経験をさせてあげれば、理科好きが増えてくるだろう」と話す。
校長自身、理科の先生らで作る「千葉県教育研究会松戸支部理科教育部会」に所属、会長を務めている。平成16年には、アイデアを出し合い「100円グッズで遊ぶ・実験する とっても楽しい科学の本」(メイツ出版)を出版。物作りの素晴らしさを体験させる事を糸口に、理科の面白さに気付いてもらう工夫をしている。
「何かないかな。自分も楽しめて人も楽しめるもの…」といろいろな物を興味深く見ている。物作りは〝真似る〝から入り、独自の工夫をして下さい。そして何でもいいから始めてみる。自分の手で作れればもっと楽しいです」とほほ笑んだ。
※県総合教育センター主管・児童生徒の創意工夫に富んだ作品や論文、教職員の自作教具を表彰している。
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2009年12月09日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: 松戸
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