「被災地へ寄贈したい」 日本画家・後藤さん「ながいかみのむすめチャンファメイ」出版



「被災地へ寄贈したい」 日本画家・後藤さん「ながいかみのむすめチャンファメイ」出版

絵本を手にする後藤さん

絵本を手にする後藤さん

松戸市在住の日本画家・後藤仁さん(44)の作画による美しい絵本・中国侗族(トンぞく)の民話「ながいかみのむすめチャンファメイ」がこのほど、出版された。

この絵本は、福音館書店が発行する月刊絵本「こどものとも3月号」で、優しく勇気のある少女が村人の心を動かし、自然の厳しさを乗り越えていくという心温まる物語。

幼い頃から絵を描くことが好きだったという後藤さん「いつも広告の裏に描いていた」と笑う。小学校の時に地方紙の表紙に掲載されたり、賞に入選したりと、次第に絵に対しての意識が強くなった。

漫画にも興味を持ち、ノートに描いたオリジナル漫画をみんなが楽しみにして回して読んでいた。中学で漫画からイラストへ関心が移った。数多くの賞に入選、中学3年の時、画家を目指す決意をした。

大阪市立工芸高校美術科に入学して本格的に絵を学んだ。日本の伝統文化が好きだったこともあり、2年から日本画を選択。

だが、高校では納得がいかず、「もっと本格的にやりたい」と東京藝術大学への入学を念頭に入れた。1996年、同大学・絵画科日本画を卒業。旧岩崎邸などの重要文化財建造物の「金唐革紙・壁紙」復元製作なども手掛けてきた。

5年前に絵本の話があり、物語を描くことが好きだった自分を再発見。40歳を過ぎ「子どもの絵本を通して、日本画の色や墨の魅力、日本の伝統的な絵画(大和絵)など文化の継承を子ども達に伝えていきたい」と思うようになったとほほ笑んだ。

そして「今なお厳しい環境の東日本大震災にあった被災地、東北の子ども達を勇気付け、学校や図書館などに絵本を届けたい。出来れば自分の手で」と。



 


                                                  

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