みんなで奉仕活動50年 専大松戸中・高校 「小さな親切」運動大賞受賞



みんなで奉仕活動50年 専大松戸中・高校 「小さな親切」運動大賞受賞

東日本大震災支援基金の募金活動をする生徒ら

東日本大震災支援基金の募金活動をする生徒ら

「報恩奉仕」の精神を学ぶ専修大学松戸中学・高校(桝谷有三校長)は、1963年に発足して今年で50年を迎えた「小さな親切」運動に、全校挙げて取り組んできた功績が称えられ2013年度、大賞に選ばれた。

本校は、学校の会員第1号として同年9月に、同高校(中学開校2000年)の生徒1450人と教職員50人で全校加入。学校全体の団体加入は全国初だった。

運動は63年3月、東大卒業式で、当時の茅誠司学長が、やろうとすれば誰でもできることから始められるとした「小さな親切」の大切さを告辞したことがきっかけで6月13日、初代代表に茅誠司氏が就任して運動本部が設立された。

くしくも、東京オリンピックの1年前だった。当時、茅代表は「外国では親切が無意識のうちに行われている。日本では全体的に盛り上がっていない。今がチャンス、東京オリンピックを控えて、来日してくる外国人に日本人の親切さを見てもらいたい」と話している。

賞状を受け取る徳山斉教頭

賞状を受け取る徳山斉教頭

同校は、同運動の提唱者の一人、毎日新聞の上田常隆社長が夏休み明けの9月中旬に来校して開かれた「小さな親切運動について」と題した講演会に感銘を受けたことで、生徒会活動の一環として取り組むこととなり、「小さな親切運動推進委員会」を設置した。さらに、12月には茅誠司学長が来校して全生徒の前で講演したことも幸いして、学校挙げて取り組む「奉仕活動」とした。最初に実施したのは北松戸の駅の清掃だった。

次の年から4月の入学式に合わせて「小さな親切」運動への入会式が行われるようになり、壇上で同運動本部役員が生徒代表者に「運動バッジ」を付け入会を証明した。この行いは50年間続いており、全員にバッジが配布される。00年からは、新設された同中学校生徒、職員全員が加入した。

1年次に奉仕活動を考える講演会を開催し、それを踏まえて各クラスで話し合い、活動内容を決めて全クラスで奉仕活動を実施。さらなる「小さな親切」を体験する。奉仕活動は同推進委員会が主体となり、企画立案、呼びかけなどを行っている。

これまで、赤い羽根やあしなが学生、東日本大震災支援基金などの街頭募金。老人ホームや保育園・幼稚園への訪問。地域清掃、参考書のリサイクル、未成年者飲酒防止キャンペーンであぶらとり紙の配布などのほか、車椅子の体験や手話の勉強会も。

09年度からは、ペットボトルキャップを集めてワクチンに変える「エコキャップ運動」も始めるなど、いろいろな奉仕活動を続けてきた。

桝谷有三校長は「ボランティア活動などのさまざまな活動への積極的な取り組みは、建学の精神「報恩奉仕」を踏まえて、国際社会においてリーダーとして活躍できる心豊かな知恵ある人材の育成を学校づくりの基本としていることに結び付いている。

賞は、在校生だけではなく、卒業生や関係者の今までの活動が認められていただいた賞。学校として大変名誉なことです」と大賞を喜んだ。



 


                                                  

2013年12月25日 みんなで奉仕活動50年 専大松戸中・高校 「小さな親切」運動大賞受賞 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 松戸

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