西武ライオンズの涌井投手 「松戸市民栄誉賞」受賞

川井敏久松戸市長(右)と記念写真に納まる涌井選手
プロ野球で最も優れた先発完投型投手に贈られる「沢村栄治賞」や最多勝利投手(2年ぶり2度目)、ゴールデン・グラブ賞(初)を受賞。WBCの日本代表として金メダルに輝く活躍が認められた、埼玉西武ライオンズ・涌井秀章投手(23・松戸市出身)に昨年12月23日、松戸市から「松戸市民栄誉賞」が贈られた。
同賞の受賞は5人目。これまで和田豊さん(阪神タイガース)、山崎直子さん(宇宙飛行士)らが受賞している。
授賞式で涌井投手は、「松戸市の為にも西武で頑張ります」とあいさつ。「スポーツに打ち込む子ども達の為に使ってほしい」と、通算勝ち星56勝にちなんだ56万円を松戸市に寄付した。
涌井投手は小学校時代「わかば」「寒風台」のソフトボールチーム。中学で硬式野球「松戸リトルシニア」に所属。横浜高校へと進み04年ドラフト1位で西武に入団した。
中学3年生までの9年間、チームの練習だけでなく、父親の孝さんと共に6時から1時間の練習をしていた。「父親はまるで『巨人の星』の星一徹の様に厳しかったです」と母たつ子さん。夕方もランニング、キャッチボール、トスバッティング、守備練習など自主練習を重ねた。
だが、「練習に行きたくないという息子に靴下を履かせて送り出した事もあった」と振り返り、「あまり嫌がるものですから、『本当にやめたいのなら、やめてもいいよ』と手紙を書いたが結局渡さずじまいだった。今思うと渡さなくて良かった」と笑う。
野球に関して厳しかった父は、日々の練習に加え、食事の席で小言を言う事もあった。それでも涌井少年は「やめる」とは一言も言わなかったという。「チームメートや指導者、周囲に恵まれました。『松戸リトルシニア』の大黒貞晴監督は、楽しく野球をやらせてくれ、興味が増すように働きかけてくれました。それに、祖母が大好物のお餅を焼いて食べさせて元気付け、話し相手になるなど、逃げ場があったのが良かったんだと思います」と、たつこさん。
「自分から進んでやる子ではないので、寮がある高校がいい」と両親は横浜高校を勧めた。毎週土・日の練習や試合の応援に横浜へ通った。「息子と言葉を交わせるわけではないが、元気に頑張っている姿も見られるし、何より密度の濃い練習を見るのが楽しかった」と懐かしそうに当時の思い出を話した。
3年の夏は甲子園が終わった日、「今日は負けてしまったけど、いつも遠いところ応援に来てくれてありがとう。野球を続けてきて良かった」と母の元にメールが届いたという。
入団して1年目に2軍も経験。1勝しか出来なかったが、2年目のシーズンから毎年10勝以上の勝ち星を挙げ、順調に力を伸ばしてきた。そして09年、25試合以上登板、10試合以上完投、15勝以上、勝率6割以上など、沢村賞選考基準7項目をすべてクリアしたことが、評価された。
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2010年01月06日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |
カテゴリ: 松戸
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