子どもの甲状腺エコー検査 「定期的に受けたい」と保護者



子どもの甲状腺エコー検査 「定期的に受けたい」と保護者

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柏市では初めてとなる「子どものための甲状腺エコー検査」が7月6日、柏中央公民館(教育福祉会館)集会室で行われた。主催は「関東子ども健康調査支援基金」、運営・協力は「環境とエネルギー・柏の会」。

この日は、柏市および周辺地域に住む5歳~21歳(2011年3月当時2歳以上18歳以下)の120人が受診。事前申込み制で、検査費用は子ども一人当たり1000円。担当医は筑波大学附属病院 放射線科の田中優美子医師。検査自体は痛みもなく数分で終わるもので、その場で検査結果の画像プリントが保護者に手渡された。
検査に来ていた澤田直子さん(柏市在住)は「保育園の保護者からの口コミでこの検査を知った。今まで放射線の影響が心配だったがどこで受診して良いか判らなかったので良い機会だと思い受診した。今後も継続してこういった検査をやってほしい」。6歳の子どもを持つ吉成さん(柏市在住)は「以前に別の医療機関で検査を受けた時は1万5000円掛かったので、今回1000円で検査してくれるのはとてもありがたい。以前の検査では異常なしだったが、経過を見ていきたいので定期的に受けたい」。8歳と5歳の子どもを持つ母親(柏市在住)は「福島の子どもの甲状腺異常のニュースを見ていてホットスポットだった柏市でも影響があるのではといつも心配していた。松戸市や牛久市では、甲状腺エコー検査の助成があるのに柏市はそういった助成がなくモヤモヤしていたので今回受診できてよかった。市が主導で今後は検査してほしい」と、参加者は今後の継続を期待している。
「環境とエネルギー・柏の会」代表の座間愛さんは「震災から3年が過ぎ、放射線の影響について話す機会が減ってしまった。子ども達の健康を心配しながらもどう行動すべきか分からない保護者や、こういった検査に来ることを隠している保護者もいる。低線量被曝の影響が分からない中、最初から原発事故が原因とは考えられないとか心配ないと決めつけるのではなく、まずは調べてみようという考えで自治体と医療機関、市民が一体となって子ども達の健康状態を長い期間見守っていくということが大事だと思う」と言う。
関東子ども健康調査基金共同代表の柴田圭子さんは「今回、柏での検査を告知した時点で、申込みが殺到し定員枠がすぐに埋まってしまった。今後は、会場の確保などに注力して、月2回のペースで検査を続けていきたい」としている。
関東の汚染状況重点調査地域の市民によって昨年9月に発足した同基金は、市民団体が運営団体となり、市民のカンパにより調達した検査機材※を用いてボランティアの医師※と共に月1回のペースで甲状腺エコー検査を実施。これまでに茨城、千葉など関東の数カ所を周り、1500人以上が受診している。
問い合わせ☎0297・48・4911 関東子ども健康調査支援基金 。
※検査機材HITACHI-ALOKA(Noblus)
※同基金の協力医
◎独立行政法人・国立病院機構・北海道がんセンター・西尾正道名誉院長。
◎島根大学医学部総合医療学・野宗義博外科教授。
◎筑波大学付属病院放射線科・田中優美子医師。


                                                  

2014年08月27日 子どもの甲状腺エコー検査 「定期的に受けたい」と保護者 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他の地域 東葛ニュース

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