「いじめをとめよう!」荻上氏対策案を語る



「いじめをとめよう!」荻上氏対策案を語る

 

講演をする荻上さん

講演をする荻上さん

評論家でNPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事を務める荻上チキ氏による講演「いじめをとめたいあなたへ」は2月15日、アミュゼ柏で行われた。
社会問題化して30年以上経過した今でも一向におさまることのない「いじめ問題」に一石を投じようと「ストップいじめ!ナビ」は弁護士、ジャーナリスト、自殺対策専門家、性的マイノリティ活動家など、さまざまな分野の専門家がメンバーとなり2012年秋に活動を開始した。それぞれがもつノウハウや社会資源を結集させて「いじめ問題」への具体策を提示、実現させていこうとしている。
12年に起きた大津のいじめ自殺事件の後、具体的な対策を示さない政府や、極端ないじめ事例を強調するのみで根本的な解決には結びつかないような報道を繰り返すメディアに疑問を感じたという荻上氏は、「いじめは心の問題ではないし、いじめ防止には、あてずっぽうな対策や、○○さえやればよい。という安易な政策は効果がなく、データに基づいた適切な行動が必要だ」と話す。
例えば、文科省の統計では中1、中2の5月、10月、11月にいじめが多発しているというデータがあり、また、いじめの発生場所の多くは「教室」で、時間は「休み時間」など、特定の条件下で起こりやすい。こうした事実に基づけば課題は見えてくるので学校ごとにデータを取り、共有することが大切だとし、「いじめがエスカレーションし、固定化しないようにするには早期発見と解決が必要となる。いじめが多く発生しやすい学年や条件をあらかじめ知っておくことで学校全体が年間計画を立てておいたり、アンケート調査や見回りを強化したりするなど、しっかりとした対策を取ることができる」とも。
荻上氏自身、小学生から中学生にかけて6年間いじめを経験したという。「どうやっていじめを克服したのか?とよく聞かれるが、大人になった今でも当時を思い出すと声が震えて話せなくなる時もある。私の場合は親が習い事を沢山させるなどして学校以外の居場所を作ってくれ、学校が世界の全てと思わせないようにしてくれたおかげでいじめを克服とまではいかないが、折り合いをつけて向き合うことができるようになった。今、いじめを受けている人には、小さな居場所を作ってあげることも大事。私達の活動がその助けになれば」と話した。
ストップいじめ!ナビのホームページには相談窓口情報やいじめ攻略アイテム集など、今、いじめに悩んでいる子ども達の命綱となるようなコンテンツが分かりやすく配置されている。
ストップいじめ!ナビ電話03・5925・8558

http://stopijime.jp


                                                  

2015年03月25日 「いじめをとめよう!」荻上氏対策案を語る はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他の地域 東葛ニュース

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。