目を覚ます、穏やかな「得点王」



目を覚ます、穏やかな「得点王」

web 3月19日に開催された2016明治安田生命J1リーグ第4節・アルビレックス新潟戦。1‐1で迎えた65分に追加点を期待され投入されたのはエデルソン選手。FWで起用されたエデルソン選手は新潟DF陣の脅威となった。


エデルソン選手らしさが発揮されたのは投入から7分後の72分だった。左SB輪湖直樹選手が放ったクロスに反応。同時にゴール前へ飛び込んだ田中順也選手の後ろからヘディングで合わせてゴールへ叩き込み、両手で天を指差して、サポーターたちと喜びを分かち合った。「幸運もあるけれど、田中の背後でボールを待っていた。自分にとってもきっかけになるゴールだった」。試合はドローに終わったものの、エデルソン選手は2016年初ゴールに安堵にも似た笑顔を見せた。
昨夏、「2013年ブラジル全国選手権得点王」の経歴を引っさげて柏レイソルに加入。デビュー戦で鮮やかにゴールを決めて、「得点王」らしさを示したものの、「Jリーグはテンポが早く、ボールをシンプルに叩くプレーが印象的で、同時にそれは自分の課題でもあった」という昨シーズンは3ゴール。チームへの順応に手を焼き実力を見せつけるには至らなかった。
今季はミルトン・メンデス前監督からFWではなく右サイドでのプレーを求められた。エデルソン選手は「自分は常にグループとしての勝利を求めている。チームの勝利に貢献した上でゴールを決められたら幸せ。自分のことなんて『その次』で構わない」という信条を胸にチャンスメイクや守備に奔走。その結果、ゴール前で相手の脅威となるシーンは激減した。しかし、メンデス監督の辞任を受け、チームを任された下平隆宏監督は「新潟戦ではエデルソン選手がゴールを決めてくれてうれしかった。コンディションさえ良ければFWとしてスタメンで出場する資格がある選手」と話し、FWとして、得点源としてのエデルソン選手に期待を寄せている。
チームから求められる「貢献」が明確に「ゴール」となった今、日課となっている小林祐介選手や中川寛斗選手ら若手選手との居残りシュート練習を終えたエデルソン選手に話を聞くと、「サイドや中盤でプレーしてきたけど、今後はFWでプレーするかもしれないね。ゴール前での感覚も戻ってきているよ」と頼もしい言葉で活躍を誓ってくれた。
最後にゴールの秘訣を問うと、「それは『神への感謝』を忘れずにプレーをすることさ」と穏やかな表情で天を指差したエデルソン選手。「得点王」は目を覚ますのか、注目したい。

(写真・文=神宮克典)


                                                  

2016年03月30日 目を覚ます、穏やかな「得点王」 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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