「彼らの夢になれたら幸せだ」ディエゴ・オリヴェイラ



「彼らの夢になれたら幸せだ」ディエゴ・オリヴェイラ

web 「ディエゴ・オリヴェイラ、生ける伝説」―彼がゴールを決めると、レイソルサポーター達は歌う。チームメイトたちと輪を作り歓喜を分かち合った彼は、サポーターへ向けて、全身で「さあ、もっと!」と煽る。サポーター達のボルテージを上げるお馴染みのコミュニケーションとなった。

5月18日ナビスコ杯・アルビレックス新潟戦では途中出場から2分でゴールを奪うもチームは惜敗。

「ゴールはチームの勝利のために決めるものだから、残念だよ。そのために毎日の練習に取り組んでいるからね」。

これまで幾度もチームを勝利へ導いてきただけに、ブラジル人ストライカーは悔しさを滲ませた。

2011年に韓国でのプレー経験を持つが、その頃から日本のチームとの対戦を得意としていた。

「Jリーグはとてもスピードに富んでいるね。自分は『スピード』が特長なのでうまくフィットできた。今のチームはプレーの自由があり、それをただ享受するだけでなく、常に頭を使ってプレーしている」というディエゴ選手。DFを置き去りにするスピードよりも、球際でのプレーとそれに繋がる判断のスピードに秀でている。

「自分が前を向いてプレーすることを相手は嫌がる。だから、キープやターンを仕掛けて前を向くんだ」。
ディエゴ選手は相手のMFとDFのラインの間でボールを収めて仲間の攻め上がりを助け、ゴール前へ進みチームとサポーターを歓喜の瞬間へ誘う。

「サッカーは言うなれば、『組織のスポーツ』。独り善がりは結果へ繋がらない。自分の仕事は『ゴールを決めること』だけど、仲間へのアシストも狙っている。レイソルは自分が仲間を助けて、仲間が自分を助けてくれるチームなんだ」。

プレーはダイナミックだが、思考は冷静。程よいエゴと協調性がプレーに表れるディエゴ選手。攻撃だけではなく、個々の守備の役割を重んじる現在のレイソルにあってその存在感は大きい。

「現代サッカーではFWの選手であろうと守備を疎かにしてはならない。守備をすることに不満も困難も感じたことは一度だってないよ」。

長い手足を駆使したアグレッシヴな守備は対戦相手を苦しめる。そして、ボールを奪えばまた応援歌が轟く。

「サポーターに応援歌を歌ってもらえている瞬間は幸せな気持ちに包まれる。だって、自分たちの仕事が評価してもらえた瞬間だからね。子供達もポルトガル語で歌ってくれている?すごく幸せだね。選手というのはそんな瞬間にも駆り立てられるもの。彼らの夢になれたらと思うし、もっと喜ばせたいね」。

これからもディエゴ選手がさらなる伝説を作ってくれることを願って、サポーター達はまた歌う。 「ディエゴ・オリヴェイラ、生きた伝説」と。

(写真・文=神宮克典)


                                                  

2016年05月25日 「彼らの夢になれたら幸せだ」ディエゴ・オリヴェイラ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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