クワルト・ドゥドゥは刻む 「素晴らしい1年」を



クワルト・ドゥドゥは刻む 「素晴らしい1年」を

webリオ五輪に出場する中村航輔選手、3月以降主力として成長を続ける中山雄太選手など、若手選手の活躍が光る柏レイソル。彼らに続くように今夏デビューしたのが20歳のドゥドゥ選手だ。
今春まではブラジルの古豪・ECクルゼイロの下部組織に所属。期待された選手の1人だったが、ブラジルサッカー界の厳しい生存競争の中、「クルゼイロからは『プロ契約でのプレーは難しい』と告げられた」(ドゥドゥ)。レイソルからオファーが届いたのはその直後だったという。
「クルゼイロも新たなクラブを探してくれていた中で、休暇中に自分に連絡が来て驚きました。『日本から?柏レイソルが自分にオファー?それは本当?』って。当時はオファーが届いた嬉しさと驚きが半々。まさか地球の裏側でプレーするなんて思っていなかったから(笑)。でも、この先を考えた時に、『今までと違うサッカーを学ぶことは絶対に有意義だ』と思い、話を進めてもらいました」。
かくして、期限付き移籍加入が決定し、来日。躍動感あふれるドリブルや得点感覚をアピールしながら、練習に明け暮れた。「監督やチームの要求に応え、どんな課題も克服していきたい。自分は『期限付き』の立場。今年を絶対に素晴らしい1年にして、正式加入することが目標です。レイソルで多くの経験を積むためにも1日でも早くチームにフィットして、貢献したい」と夢を語っていた。
大志を抱くドゥドゥ選手。4月には一度ベンチ入りを経験したが出場はなく、再び夢への入口に立ったのは7月。浦和レッズ戦に途中出場でプロデビュー。続くサンフレッチェ広島戦では逆転を狙う局面で投入された。ゴールという結果は残せなかったが、「ハードな練習を積んできたので、実戦でも問題はなかった。自分なりに良いものを出せたつもり。次のチャンスが来たら自分のプレーをして、ものにしたい」。組織の中のピースとして機能しながら、相手ゴールを脅かしたドゥドゥ選手は目を輝かせていた。
起用を決断した下平隆宏監督も、「ゴール前で惜しいシーンも作っていたし、良くなってきている。プレーのスピードが素晴らしいね」と今後の活躍に期待を寄せた。これまで数多の選手の将来性を見抜いてきた指揮官からの賛辞は何よりの後押しとなろう。
レイソルには過去に3人の「ドゥドゥ」がいた。2004年には当時ブラジル代表だったドゥドゥ、2014年には底抜けの明るさでサポーターを虜にしたドゥドゥ(ヴァンフォーレ甲府)が在籍していた。現在川崎フロンターレへ期限付き移籍中で、端整なルックスを持つエドゥアルドの愛称もまた「ドゥドゥ」だった。それぞれ個性豊かな先代たちと同様、「クワルト・ドゥドゥ(4人目のドゥドゥ)」が実戦の中で見せた片鱗に、サポーターたちの期待も膨らんでいる。
「僕はブラジル代表でもないし、たくさんの人を爆笑させるユーモアもないし、イケメンでもないけれど、ピッチ内での姿勢や結果で愛される選手を目指します!そして、必ずインパクトを残します」。
ドゥドゥ選手の「素晴らしい1年」に注目だ。
(写真・文=神宮克典)


                                                  

2016年07月27日 クワルト・ドゥドゥは刻む 「素晴らしい1年」を はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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