「抜擢」の中で見せた小林の「幅」



「抜擢」の中で見せた小林の「幅」

web 上位浮上をかけた鹿島アントラーズ戦(9月10日)。超満員札止めの日立台では柏レイソルが2‐0で鹿島に完勝した。

この重要な一戦に抜擢されたのはMF小林祐介選手。パス能力だけでなく守備にも長けた小林選手を、下平監督は攻撃的MFで起用した。
「FWの仕事も必要な役割でしたが、他の選手と違う特長を出そうと意識していた。鹿島相手ですから守備から入り、奪ってからボールを支配するイメージでした」。
小林選手は鹿島が攻勢に出た前半から鹿島のMF陣に絡み付いた。相手の懐に入ってボールを奪う勇敢な守備からの冷静なパスは小林選手の真骨頂。手首を強く捻り、ユニフォームが破れるほどの奮闘が報われたのは、1‐0でリードした81分だった。
小林選手の一瞬の閃きから追加点が生まれた。
「自分がボールを受けた瞬間、相手の2人の選手が圧力を掛けて来たので瞬時に判断しました。すぐに『ボールを浮かそう』と。鹿島陣内にスペースが広がっていたのは把握していたので」。
小林選手の狙いすましたパスを目掛けて走り込んだクリスティアーノ選手が追加点を挙げて試合を決定づけた。
「すごいのはクリスのゴールですよ(笑)。最近は守備を意識し過ぎていたので、攻撃で結果を出せて少し安心しました。そういう場面を増やしたい」。
調子上向くチームに「競争」は付き物。無論、小林選手もその中にいる。特にMFは世代を超えた競争が過熱しており、出場機会が減っていた小林選手にとって、この日の結果は大きな意味を持つ。
「選手は勝って初めて成長できると信じているので結果は大事。『誰かの調子が悪いから』ではなく、自分が他の選手を上回って競争に勝ちたい。調子が良い選手を監督が選ぶのは当たり前ですからね。自分は監督が自分を使いたくなるようなパフォーマンスをして、ポジションに関係なく、『自分の幅』を広げて期待に応えたい。チャンスが来て結果を残せたのは収穫です。でも、ボランチでプレーするより疲れました(笑)」。
「競争」を力に「結果」を出し、躍進へ繋げているレイソルで、また頼もしい選手が存在感を示した。

 (写真・文=神宮克典)


                                                  

2016年09月28日 「抜擢」の中で見せた小林の「幅」 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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