『最悪』の意味—中山雄太



『最悪』の意味—中山雄太

web 2017年2月11日、ホームスタジアムの日立柏サッカー場にジェフユナイテッド市原・千葉(J2)を迎えて恒例の千葉ダービーマッチ「第22回ちばぎんカップ」が行われた。柏レイソルはクリスティアーノ選手とディエゴ・オリヴェイラ選手のゴールにより、2‐0で勝利し、試合を終えた。

 昨年11月に開催された天皇杯・湘南ベルマーレ戦以来となった実戦を終えた中山雄太選手は、「試合に勝てたことは良かったですが…」と喜びを最小限にとどめ、自身のパフォーマンスに言及。「自分の出来は全く満足のいくものではありませんでした。『最悪』と言ってもいいくらい」。開幕戦を前にしたプレシーズンマッチに快勝しても中山選手の表情が冴えることはなかった。

「最悪」と括って見せた現在の課題はプレーディテールの向上だという。中山選手は話を続ける。「昨年、幸いにもたくさんの出場機会をもらうことができた中で、自分なりに確立することができたプレーというものはありますし、少なからずの自信も付きましたが、試合展開や状況に応じて、また新たにレベルアップさせていきたい。そういう狙いを持って臨んでいたのですが、それ以前に、昨年通せていたパスがカットされてしまったり、ミスになって、チームに迷惑をかけてしまう場面もあった。それではいけない」(中山)。

まるで敗戦の弁にも聞こえるほどに厳しく自分を省みるのには理由がある。中山選手は大躍進を見せた昨年を「疑惑のシーズン」と自ら話すほど懐疑的に捉えているのだ。

そして、導き出した結論は、「2017年に改めてしっかりとした結果を示して初めてチームやサポーターのみなさん認めてもらえる」という謙虚なるモチベーション。それ故、自らを厳しく省みる。浮き足立った様子は一切無い。

背番号は「29」から「5」へ変更。この16日には20歳となり、大人の仲間入りを果たした「次代の大器」が、「最悪」のスタートからどのようにして「疑惑」を晴らしていくのか、楽しみでならない。

 (写真・文=神宮克典)


                                                  

2017年02月22日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

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