日本で唯一の額帯反射鏡職人 深井康雄さん



日本で唯一の額帯反射鏡職人 深井康雄さん

web1 タンタンタン。タンタンタン。わずか1.5㍉の鋲(びょう)を打ち込む金槌の音。小さな金属の部品が黒い輪っかに取り付けられていく。

柏市豊四季に住む深井康雄さん(59歳)は、日本でただ一人の額帯反射鏡づくりの職人。

web2 額帯反射鏡とは、主に耳鼻科の医師が頭に着けている鏡の医療器具だ。最近はLEDライトで診察する医師が増えたが、額帯反射鏡の根強いファンも多く、深井さんは月約50個をメーカーに納めている。

作業は朝7時から夕方5時まで。 頭に着ける輪っか部分の型抜き、サンドペーパーがけ、銀ろう付け、鋲(びょう)の打ち込み、ヤスリがけなど細かい行程が続く。医師が持ったときに手を傷つけないように細心の注意を払って作っていく。
小さいころからプラモデル作りなど細かい作業が好きだった深井さんは、奥さんの父親がやっていた額帯反射鏡づくりに興味を持ち、サラリーマンをやめ24歳の時、弟子入りをする。

義父は、16歳で医療機器メーカーに丁稚奉公し、その後独立。優しくもあり厳しくもあった。義父には「音で覚えろ」とよく言
われた。「タンタンタン。タンタンタン。」と小さな金槌で部品をたたく音は、行程ごとに繊細な音の違いを奏でる。
「病気を治すのは医者だが、自分は医療の現場でいろいろな人を助けていると思うとやり甲斐を感じます。」と深井さんは語ってくれた。


                                                  

2017年07月26日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他の地域 東葛ニュース

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