巡る血、より濃く



巡る血、より濃く

4up9月14日、柏レイソルは育成組織・柏レイソルアカデミーよりDF中川創選手、GK猿田遥己選手、DF宮本駿晃選手、MF田中陸選手の来季トップチーム昇格を発表した。GK中村航輔選手ら5選手が昇格した2013年以来の大量昇格となった。
柏U‐18でキャプテンを務める長身CBの中川選手は長い手足を活かした守備や空中戦、優れた戦術眼や足元のテクニックが持ち味。今季はトップチームとアカデミーを往き来しながら、自身の手本であり憧れの存在と公言する中谷進之介選手と中山雄太選手の背中を追いかけ続け、その2人のいるステージまで辿り着いた。
中学校卒業後に横河武蔵野から加入した猿田選手は、高校2年生だった昨シーズンに出場機会を得て一気に頭角を現すと、格段の進歩を遂げ、育成年代最後の季節を駆け抜けている。大きな体を活かしたセービングだけでなく、パスの精度も高いレイソルらしいGKとして未来を切り拓く。
宮本選手は左サイドを主戦場としている。小柄だが戦う姿勢を押し出して、武器であるスピードや精度の高い左足を駆使した攻撃的なプレーを信条とするが、守備面での貢献も光るバランスの良い選手。すでに今夏のルヴァン杯でトップチームデビューを果たしており、その試合ではゴールを奪う活躍を見せインパクトを残した。
MFの田中選手はFWでもDFでもプレーできる多才な選手で、チームの勝利のために自己犠牲を厭わないファイターでもある。その稀有な才能は日本サッカー協会の指導者たちの目に留まり、ジュニア世代からユース年代まで、育成年代のすべてのカテゴリーの年代別日本代表へ招集されてきた俊英だ。
個性豊かな彼らをトップチームへ引き上げた下平隆宏監督は、今回の昇格にあたり「1年後、2年後に『プロのピッチに立つ準備』が整っているのかが判断基準となりました。レイソルは『トップとアカデミーのシームレス化』に取り組んでいる。トップがやっているサッカーにすぐ順応して、プロとしてやっていけるように成長してこなければ、昇格という結果はないわけで、これはアカデミースタッフの努力の成果でもあり、その努力の積み重ねが今後のチーム力に繋がってくるはず」と大きな期待を込めた。
レイソルアカデミーの育成システムがクラブにとってどのような価値を持ち、どのようなプロセスを辿っているのかは現在のトップチームが示している。この4人の選手たちがサポーターにとっての誇りとなる日を楽しみに待ちたい。

 (写真・文=神宮克典)


                                                  

2017年09月27日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

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