秋 Autumn



秋 Autumn

web1 日を増すごとに秋の深まりを感じ、朝夕はめっきり涼しく寒くなりました。
ふと眼を向ければ、庭木や街路樹の葉も色を変え、夜のとばりとともに聞こえてくる虫の音も季節の移り変わりを告げ、北から紅葉の便りが届き始め、高い山々の頂上付近では、雪帽子をかぶり始めました。
四季の中でも最も情緒があり、美しさの際立つ季節です。
「~の秋」という言葉も多くあり、特に愛されている秋です。
この数ある「~の秋」には、きちんとした由来や意味のあるものがあります。
「読書の秋」。
ただ本を読むのに適している季節が秋ごろというわけではありません。
人間の最も集中しやすい気温が18℃前後といわれており、秋の平均気温や秋の夜長とよばれる読書に適した夜の長さとも重なり、条件的に読書に向いているのも大きな理由ではありますが、「読書の秋」にはきちんと由来があります。
中国から伝わったものとされていて、唐時代の詩人 韓愈(かんゆ)の漢詩の
「燈火稍く親しむ可く」という一節です。
この詩は、韓愈(かんゆ)が息子の符(ふ)に学問の大切さを詠んだものです。
「符読書城南詩(ふ しょを じょうなんに よむ)」の中にこの詩はあります。
この「灯火(とうか)親しむべし」という一説は、「涼しく夜の長い秋の夜は灯火の下で読書をするのに適している」という意味です。
実際に親として、息子に学問の大切さと、若いうちの読書が学問にとってとても重要であり、多くの読書をしなさいという意味を込めて作った詩と伝わっています。
ここから秋が読書にふさわしい季節として、「秋燈」や「燈火親しむ」といった表現として日本でも教育の説話として使われるようになります。
さらに、日本を代表する文豪である夏目漱石が「読書の秋」のイメージを定着させたと考えられています。
明治41年(1908年)に新聞に連載していた人気小説「三四郎」の中に出てくるからです。
「そのうち与次郎の尻が次第におちついてきて、燈火親しむべしなどという漢語さえ借用してうれしがるようになった」と小説「「三四郎」の文中で、韓愈(かんゆ)の詩を取り上げているのです。
当時、非常に影響力のあった人気作家に新聞小説で取り上げられることでさらに、「読書の秋」ということが広く一般にも知られるようになったともいわれています。
秋の味覚ランキング
店頭を彩る秋の味覚を見て、思わずニッコリ笑顔がこぼれる人気ランキング、堂々のNO1は、「サンマ」(70㌫)でした。「サンマは塩焼きで、たっぷりの大根おろしとすだちを絞って食べるのが好き」「秋の味覚といえばやっぱりサンマ」「我が家ではサンマを焼くためだけに七輪を3年前に購入しました」サンマは、秋の主役といっても過言ではないようです。
新鮮なサンマが手に入れば、刺身が一番いいですね。あの甘みは最高など、近所のスーパーマーケットでも刺身用のサンマを目にする機会が増えたといいます。
NO2は、栗。「ゆでて半分に切ってスプーンでほじって食べるのが最高」など、日本の栗は実が大きく風味が良いことから、栗おこわ、ゆで栗、栗きんとんなど、様々な食べ方で楽しまれていることがうかがえます。また驚くことに、日本では縄文時代から栗栽培が行われていたと言われ、古くからタンパク質やビタミンとして重要な栄養源であったそうです。
NO3は、ちょっと贅沢な酒の肴に「松茸」。男性人気の高かった秋の味覚は「松茸」でした。「秋の味覚といえば何といっても松茸。日本産のあの香り、炭火で焼いて酒の肴には絶品。また、炊き込みご飯やお吸い物も好き、香りが素晴らしい」「松茸は酒を好嗜むようになってから、大人になってちょっと贅沢な秋の味覚の象徴」「秋刀魚」が秋の海味ならば、「松茸」は山を代表する王様かもしれません。炭火で軽くあぶった松茸を肴に一杯が最高という男性からの声も少なくありませんでした。
NO4は、「梨」5位「柿」6位「新米」7位「ぶどう」と秋を代表する三大果実がベスト10位以内にランクインしました。
梨のみずみずしい果実がのどの渇きを潤す、なんとも言えない甘みが好きという声が特に20代、30代の若い世代に目立ちました。一方「柿は、熟してドロドロになった果実をスプーンですくって食べる」「お酒を飲んだ後、食べる柿の旨さは最高」熟したトロけそうな柿派、硬いしっかりとした柿派と人によって好みに違いはあるようです。今が旬、おおいに秋の味覚を楽しみましょう。

 

10_25_p5


                                                  

2017年10月25日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他の地域 東葛ニュース

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。