「通過点」で再び示す、変わらぬ姿勢



「通過点」で再び示す、変わらぬ姿勢

web12月5日に開催された「2017Jリーグ・アウォーズ」の中で中山雄太選手が新人王に相当する「Jリーグ・ベスト・ヤングプレーヤー」に選出された。柏レイソルからは2012年の酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)以来の受賞となった。J1リーグ30試合出場(2ゴール)。こつこつ積み上げたプレータイムは2680分にのぼる。中山選手の活躍はクラブに留まらず、今夏韓国で開催された「U‐20W杯」に出場するなど、日本サッカー界の未来を担う東京五輪世代の1人として躍進。いわば、納得の受賞だった。

「横浜アリーナのステージに上がった時はスポットライトがあまりにもまぶしくて、周りや客席は何も見えなかったんです(笑)。タキシードを着るということも良い経験になりました。似合っていたらいいんですけどね」と笑う中山選手だが、今回の受賞に関して手放しでは喜べていないようだ。
「個人表彰とあまり縁がない選手なので、当然喜びが大きいですが、欲を言わせてもらえるとするならば、自分もチームももっと良い結果を出した上で受賞したかったというのが本音です。ただ、自分が目指すこの先を見据えた時に必要な素晴らしい賞であり、1つの通過点として大きな自信になるのは間違いないです」
贅沢にも聞こえるが、あくなき向上心を持つ中山選手らしかった。胸を張るべき栄誉を手にしても、フォア・ザ・チームの姿勢、さらに何事も先へ進むための自分の糧とする姿勢はいつだって変わらない。そして、それには理由がある。中山選手が育成年代で凌ぎを削ってきた同世代の中には、それぞれ日本代表や欧州の舞台へ戦いの場を移している選手もいるからだ。
「この賞が自分のゴールではないですし、『ヤング』と言われていますけど、そろそろヤングじゃなくなってきますし(笑)、同世代の井手口陽介選手(ガンバ大阪)はA代表で戦っていて、今年のJリーグベストイレブンにも選ばれました。世代やキャリア的にも比べられているところはあるので、自分もここからまたステップアップできるように、この賞を大切な通過点としないといけませんね。これを機にギアを上げてさらに前進していきたいです」
栄誉はふさわしい人の元に送られるが、その人はそこにはとどまらない。中山選手が進むこの先にとらえているますます景色がとても楽しみだ。

(写真・文=神宮克典)


                                                  

2017年12月20日 「通過点」で再び示す、変わらぬ姿勢 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: がんばれ!柏レイソル その他の地域 東葛ニュース 柏レイソル

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。