タンポポ村の若者キツネ・コン君は幸せ ADHDのある人を受容できる社会に



タンポポ村の若者キツネ・コン君は幸せ ADHDのある人を受容できる社会に

今日は、タンポポ村のヤギ村長の誕生日会です。村人が子どもも大人もいっぱい集まっています。

 ハッピーバースディを歌って、ケーキのろうそくをヤギ村長がふ~っと消すと、パチパチパチという拍手とともに「おめでとう!」の声。ヤギ村長がお礼の挨拶をして「質問タイム」がはじまります。

 初めに質問したのは、子だぬきポンちゃん「ヤギ村長は子どもの頃どんな子でしたか?」次に、子ウサギみぃちゃん「好きな教科はなんですか?…みぃね、村長はきっと体育は苦手だったと思う!」いろんな質問が出るのに、村長は一生懸命答えていきます。

 大人のシマウマさんからは「40年の村長生活の中で印象に残っている出来事を教えてください」、カワウソさんも続いて「村長さんは子どもが大好きで、子どもの心をとらえるのが上手ですが、どうすればそのようにできるのですか」など。そんな中、若者キツネのコンくんがこんな質問をしました。「ヤギ村長、おれの良いところ=長所を三つ挙げて下さい」キラキラした目でヤギ村長の返事を待つコンくん。「そうだねぇ~、君は記憶力も良いし知識も豊富だし機知に富んでいるから、漫才・落語家・お笑いタレントなどが良いかもね。」とヤギ村長が答えると、コンくんはニッと笑って「ありがとう」とその場を離れました。タンポポ村の村人の中には「あれ?」自分のことを質問するなんて?」と、思う人もいましたが大方の方は「あれがコンくんのキャラクターだから」と受け入れています。村長ももちろん、そんなコンくんのことが大好きでした。

 コンくんの質問は、ADHD(注意欠如・多動性障害)の典型的な具体例です。自分の思っていることを衝動的に言ってしまい、その場にふさわしい会話かどうかを吟味できなかったり、空気が読めなかったり、何が目的の質問コーナーなのかも欠落してしまいます。一方で、ADHDの子は、人見知りがなかったり、思ったことをパッパと言うので、人と仲良くなるのが早かったり、場を和ますことができます。(但し長い目で見て人間関係を築いていくのには、なかなか苦労します)でも、まわりにいる人たちの受容によって、コンくんみたいにその人の個性として生かして交流することができるのです。


                                                  

2018年04月25日 コメントは受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: その他の地域 子どもの広場

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