古賀太陽、福岡へ



古賀太陽、福岡へ

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 6月18日、DF古賀太陽選手のアビスパ福岡(J2)への「育成型期限付き移籍」が発表された。

 育成年代では左右両足の高い技術や身体能力、戦術理解度を武器に頭角を現わした。左SBを中心に左右のCB、MFでも器用にプレーをした。

 左SBでありながらプロデビューもプロ初ゴールも右SB。左SBで勝利に貢献した試合もあれば、急遽CBを任されても適応してみせるなど、ポジション的多様性を持った独自の変遷を経ながら「A契約」も勝ち取った。

 それゆえ、古賀選手はプロデビューしてから2シーズン「自分はどのポジションの選手なのか」を考え続けてきた。だが、いつも決まって、「自分は左SBの選手だと思っています」と愛着を口にしていた。

 全ては順調かと思われたが、昨シーズンその左SBで出場した試合で数日間塞ぎ込むほどの傷心を経験。初めての洗礼とも言うべきその日からピッチは遠のき、状況の打開は果たせず選手として「未完成」のままシーズンは終了した。

「プロ入りしてから何もかも恵まれ過ぎていました。少なくとも『自分はやれる』という感触は掴めた収穫はありますが、『試合に出たいけど、出られない』という新人らしい経験は今しか味わえない。今はそれを1度受け入れて、この先へ向けてこの悔しさや経験を大切にして次に繋げたい」

 そんな総括から短いオフへ入る前にはU‐21日本代表中国遠征へ招集。「監督へアピールしたいし、きっとレイソルへ戻っても最も良い状態で開幕へ向かえるはず」と臨んだ遠征を終えて帰国。大型補強を行った新チームへ合流すると、「まるで別のチームに来たかのような感じがしました。既に競争も始まっていて、左SB以外のポジションで練習することも多いですが、日々『今できること』を続けるしかない」。古賀選手は前だけを見つめ日々を過ごしたが今季の出場は2試合にとどまり、さらにはチームの体制移管もあり状況は好転を見なかった。

そして、この移籍。

 かくして古賀選手は福岡という「別のチーム」へ移ることとなった。福岡は明確にJ1昇格を目指しているチームであり、各ポジションには当然のように競争が存在しているだろう。
試合に出続けることでしか得られない経験を積み、チームの昇格に貢献することで「完成形」に近づく古賀選手の姿が見られることを願ってやまない。

(写真・文=神宮克典)


                                                  

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