「この会、まだ【出る】って決めてないから…」 不登校の中3生【B君】の一歩前進



「この会、まだ【出る】って決めてないから…」 不登校の中3生【B君】の一歩前進

 「教育シンポにゲストとして出演し、自分の不登校について参会者の方々に話して欲しい」と誘った時から「話しは解ったけど、出るかどうかは…。
 レジュメ用の事前インタビューには答えるよ」と〈中1の9月から休み始めた。勉強が面倒くさかったし、つまらなかったから…〉淡々と語ってくれた。「本番は出ないと思う」を言い続けて。

 迎えた当日、お母さんから「やはり出ないと言っていますので私が出ます」とあり、予定通り分科会にはお母さんに参加してもらいました。しかし、会が始まるとB君も気になるのでしょうか。入り口から坊主頭をちらつかせています。会はB君のインタビュー記事に沿って話を進めました。

 B君は入り口近くでうろうろした後、じきに部屋の隅で立って皆の話を聞いていました。

 「『勉強が面倒』とはどういうことか」という話に差し掛かり、スタッフのくっぴ(不登校経験者)が「『面倒』という一言にいろんな心情が含まれているのでは。俺もいろいろなことが頭をめぐって出てきたのが『行きたくない』だった。表現する言葉を知らなかった」と話してくれました。

 B君がよい表情をしていたように見えたので進行スタッフが迷いながらもB君に振ると「それはわかるかも。なんか、言葉を知らなかったのかも」と発言。その後は立ったまますっかり分科会に参加し、お母さんとの家でのバトルの話、学校に行かなくなったときの心情などを端的に話してくれ、また参会者の話も実に一生懸命聞いていました。

 後半は4人が壇上にあがり全体での質疑応答です。こちらもお母さんに登壇してもらうつもりでしたが「やっぱオレ行こうかな」と自ら登壇しました。

 参会の精神科医からの質問「不登校の子にどんな話をしたらよいか」に「自分の興味あること聞いてもらえるだけで嬉しいので聞いてあげてください」や、保護者からの「うちの子が引きこもりで…心を開く声かけは?」に「それは難しい…今は思いつかないです」など、真面目にB君らしい言葉で答えていました。

 最後の感想では「最初は母親が話しているのを聞いていたけど入ってみたら面白くなった。なんでもやってみるもんだと思った」と。


                                                  

2018年09月26日 「この会、まだ【出る】って決めてないから…」 不登校の中3生【B君】の一歩前進 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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