かかりつけ薬局の知っ得情報⑩



かかりつけ薬局の知っ得情報⑩

今年のノーベル医学生理学賞に、京都大学・本庶佑特別教授の受賞が決まりました。本庶教授の研究をもとに開発された免疫チェックポイント阻害薬という新しいタイプのがん治療薬は治療効果に期待が高まる一方で、高額な価格が話題となり、保険医療への影響が心配されています。

今後、医療技術はますます進歩し、高額な薬剤の開発も進みます。そして、超高齢化社会の到来は医療費の高騰をもたらします。日本はこれまで以上に保険医療の財源の節約を考えなくてはならない時代となりました。
国は保険医療を守る一策として薬局やドラックストアなどで処方せんなしに購入できる一般用医薬品(OTC薬)を活用したセルフメディケーションを推奨しています。そして医療用薬剤のOTC薬への転用を進めることも考えています。

セルフメディケーションは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」というものです。薬局では体調がすぐれず来店される方に対して、症状をきめ細かく聞き取り、医療機関への受診勧奨、OTC薬による対応、生活指導など、適切な対応を提案します。

また、健康寿命を延ばすため、病気は「なってから治す」から、病気を「予防する」という意識へと変化しつつあります。薬局ではこのニーズに応えるため、生活習慣の指導をはじめ、服用中の薬などを考慮しながら、必要に応じて滋養強壮剤や栄養剤などの医薬品、サプリメント、そして「未病を治す」を概念に持つ漢方薬などを駆使して対応をします。これらはみな不必要な医療機関受診および、医療費の抑制につながるもので、直に対面できないインターネット販売では対応しきれないものです。

薬を有効かつ安全に使っていただくために、いつでも気軽に相談でき、信頼できる、地域に密着のかかりつけ薬局・薬剤師を決めることをおすすめします。薬局を健康相談のファーストアクセスの場としてぜひご活用ください。


                                                  

2018年11月01日 かかりつけ薬局の知っ得情報⑩ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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