日体大柏高校でレスリングに打ち込み 86キロ級でオリンピック出場を狙う



日体大柏高校でレスリングに打ち込み 86キロ級でオリンピック出場を狙う

File No.3
白井達也(レスリング) 大阪府出身

レスリング86キロ級で東京オリンピック出場を狙う白井達也選手。鋼のような筋肉を持つ18歳は、3月に日本体育大学柏高校を卒業後、4月から日本体育大学(横浜市・健志台キャンパス)へ進む。

白井選手は、大阪府寝屋川市出身。小学生のころは、相撲とラグビーが大好きな少年だったが、中学進学とともにレスリング部へ。中1の時出場した全国中学生選手権で準優勝という好成績を打ち立てる。
「相撲とラグビーで組み手やタックルを練習していたのでコツは掴めていたと思います。中1で準優勝したことが、これからレスリングでやっていこうという強い気持ちになりました」
そして、中3で念願の優勝を果たし、大阪から日体大柏高校へ進学。2015年からレスリング部を指導している大澤友博監督の誘いがあったからだ。大澤監督はレスリングの名門・霞ヶ浦高校で数多くのトップレベル選手を輩出した名将。その大澤監督に「白井は将来全日本を背負う選手になる」と太鼓判を押されている。
そんな大澤監督の元で白井選手は着実に力をつけ、高校選抜大会、インターハイ、国体で見事に優勝を飾る。しかし、国内レスリング大会の2大大会と言われる全日本選手権では、5位と惜敗の結果に。
「高校生だけの大会と違って、社会人全般、オリンピックを目指す選手と闘い実力の差を感じました」。全国で5番目に強い選手ではあるが、白井選手の目指すところはもっと高いところにある。
白井選手が尊敬するレスリング選手は、〝京都の怪獣〟といわれた松本真也氏(警視庁)。「自分は、手足が長くなくて身長も高くないんですが、松本さんのように地道に力強く相手を攻め続けていく闘い方を身につけたいです」
レスリング男子は、全身で防御や攻撃をするフリースタイルと上半身だけで防御や攻撃をするグレコローマンスタイルがある。道具を使わず肉体だけで闘うレスリングは、技によってポイントが加算され、試合時間3分が2ピリオドあり、総合得点の高い方が勝者となる。残りあと数秒で逆転のフォール勝ち(相手の両肩を1秒間マットにつける)などのどんでん返しがあるのも魅力。フリースタイルでオリンピック出場を目指す白井選手は、相手の正面へのプレッシャーが強く、タックルを組んで攻めていくところが強みだ。
練習は、陸上のクロスカントリーやフィールドでの走り込み、屋

日体大柏高校のレスリング道場で練習する白井達也選手

内のマットではタックルや試合形式の練習であるスパーリングなどを行っている。
「レスリングは体重別なので食事制限による減量など厳しい面もあります。でも、スタミナが勝負の競技なので、たまに友達と柏駅周辺の焼き肉食べ放題のお店に行きます」
東京オリンピックのレスリング競技種目は、男女フリースタイル、男子グレコローマンの各6階級で、世界から各階級16名が出場する。9月の世界選手権、12月の全日本選手権などで白井選手もその狭き出場枠の獲得に全力を注ぐ。東京オリンピックのレスリングの試合は、来年8月2日から8日まで幕張メッセで行われる。
「今の自分の目標は、4月27、28日に行われるJOCジュニアオリンピックカップ(横浜市開催)で優勝すること。試合が始まる前は、いつも緊張します。そんな時は、会場の階段を一歩一歩昇り集中力を高めていくんです。リズムを取るために音楽を聴きますが、日本のレゲエミュージシャンのHISATOMIの曲に勇気をもらってます」
大澤監督が「とにかく真面目」と語る白井選手は、最後にこう語った。
「好きな言葉は『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』。スマホの待ち受け画面にしています。稲穂は、実るほど重くなり頭が下がっていきますが、実績を残しても天狗にならない、そういう人になりたいです」(文=高井さつき/写真=高井信成)
●しらいたつや/2000年生まれ、18歳。大阪府出身、2019年3月まで柏市在住。今春、日本体育大学柏高校卒業後は日本体育大学へ進学予定。全国高校選抜大会、インターハイ、国体(少年)で優勝経験あり。169,2センチ、86キロ


                                                  

2019年03月27日 日体大柏高校でレスリングに打ち込み 86キロ級でオリンピック出場を狙う はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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