東葛沿線さんぽ7「野田市~愛宕駅」



東葛沿線さんぽ7「野田市~愛宕駅」

野田市郷土博物館

今月は、野田の名産、しょうゆの今昔に触れ、建造物を巡ります。距離があるので健脚向きです。

野田市駅を出発し、しょうゆの町の風情を感じながら路地を歩くと立派な門が。野田市の博物館と市民会館です。

『野田市郷土博物館』は昭和34年開館の、千葉県最初の登録博物館。醤油や町の歴史・文化について展示しています。必見は、常設コーナーにある江戸時代の「醤油番付」。味にうるさく、ランキング好きな江戸っ子に野田の醤油が愛されていたことをうかがい知ることができます。

 

興風会館

『野田市市民会館』は、大正13年頃に建てられた醤油醸造家・茂木佐平治家の邸宅をできるだけ当時のまま保存し、市民の文化活動の拠点としてサークル活動などに貸し出しています。

各部屋は市外の人も利用可能です。学芸員の大貫さんによると、将棋タイトル戦など幅広く活用されているとのこと。主屋と茶室は国の登録有形文化財。ぜひ併せて見てほしい庭園は、千葉県初の国登録記念物。

ちなみに地元の人は茂木佐平治家を屋号で「茂木佐」さんと親しみを込めて呼んでいたそう。隣接する『茂木佐公園の大銀杏』は見事な大木で紅葉の季節が楽しみです。

次の『上花輪歴史館』は、野田で(記録に残る)最も早くから醤油醸造を行い、醤油番付にも登場する高梨家の敷地内にあります。醸造・生活用具などが展示されている他、お屋敷全体も貴重な歴史資料で見応えもたっぷり。余裕があれば、産業遺産の舟問屋枡田家住居(内部見学不可)まで足を延ばしてみては?

来た道を途中まで戻り、流山街道沿いの『興風会館』へ。ここはキッコーマン従業員向けの福利厚生施設として昭和初期に建てられ、当時、県内では県庁に次ぐ大きさだったそうです。『旧野田商誘銀行』(醤油にかけてる!)と併せて、大正後期から昭和初期の美しい建築を眺めました。

 

日野屋のしょうゆ。品揃え豊富!

キッコーマン野田本社前にある『日野屋』は、野田の醤油・味噌・お酒がほぼ揃う圧巻の品揃えの酒屋。

しかも定価の15〜20%引きで販売しています。伝統的醸造方法で造られた宮内庁御用達の「御用蔵醤油」をお土産に購入しました。小ぶりでお土産に最適です。

今度は美味しいお店の予感。『コロッケの平野』は、注文後に揚げるので、ホクホク出来立てコロッケが味わえます。常連客の女性は「夕方には売り切れてしまうので、あなたはラッキーよ」と教えてくれました。

自家製ラードとサラダ油をブレンドした特製揚げ油と、厳選したジャガイモ使用のコロッケは、サクサクで軽く、ジャガイモの甘みが感じられて旨い!その場で1個、持ち帰って1個いただきました。冷めてもおいしいのでお土産にもおすすめです。

再び愛宕駅を目指して歩き出します。途中、白醤油の生産量日本一を誇るキノエネ醤油の外壁に沿って歩き、県の指定文化財『愛宕神社』に立ち寄って駅に到着。歴史の豊かさと人の温かさに触れ、嬉しい気持ちになったお散歩でした。

(写真・文=土肥佳子)

コロッケの平野の揚げたてコロッケ

◎歩行距離:約4・5㌔

■野田市郷土博物館・市民会館
▽野田市野田370-8
☎04・7124・6851
入館料▽無料
開館時間▽9時~17時
休館日▽火・年末年始・博物館は展示替え期間
※貸部屋利用は有料、要問合せ

■上花輪歴史館
▽野田市上花輪507
☎04・7122・2070
入館料▽大人500円・案内および呈茶付き住宅部内覧は1500円
開館時間▽10時~17時(10月から16時閉館)
休館日▽月・火(冬季・夏季休館あり)

■日野屋
▽野田市野田278
☎04・7125・6622
営業時間▽8時半~20時 無休

■コロッケの平野
▽野田市野田6-3-6
☎04・7122・2397
営業時間▽10時半~12時半/15時~18時 日・祝休

(全て2019年9月時点の価格です)


                                                  

2019年09月25日 東葛沿線さんぽ7「野田市~愛宕駅」 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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