子どもの広場ゆうび~共感は強い味方~



子どもの広場ゆうび~共感は強い味方~

前回は『なんでもないことでもほめてほしい』をテーマにお話しました。

子どもに対し、成果のないことでもほめよう、何かを頑張っていてもいなくてもあなたの価値は変わらないと伝えようというお話でした。
「子どもが年頃になると難しい」「今更そんなこと口にするのは…」と抵抗のある方も多いようです。

確かに、わが子を面と向かってほめるという文化は日本にはなかなか馴染みがないかもしれません。現に私自身、子どもの頃、母にほめられた経験はほとんどありません。子どものことにあまり干渉しない母親だったので自分のことは自分で決め、自由に育ちました。
しかし「寂しかった、放っておかれた」という想いは全くありません。それは、折々の場面で母が自分に『共感』してくれていると感じられたからです。
嬉しいことがあったときは一緒に喜んでお祝いしてくれ、悲しんでいるときは何も言わず抱きしめてくれた。そんな経験から「私には私のことをわかってくれる味方がいる」という安心感を得たのでしょう。

子どもに『共感』するというのは大切なキーワードです。
ゆうびで10代、20代の若者たちと話すのはとても楽しいですが、彼らの好きなもの、興味あることなどの話になかなかついて行けない自分がいます。最近の流行に疎いのもありますし、子どもたちとの年齢の差も広がるばかり。

ある時、19歳の知ちゃんが「最近好きな音楽なの」と、嬉しそうにスマホで動画を見せてくれました。画面からは早口の機械音が洪水のように流れてきます。正直、私には良さが理解できませんでしたが「好きな音楽を見つけた」「その音楽を聴いていると元気になれる」という知ちゃんの気持ちには素直に共感でき「知ちゃんが嬉しいと私も嬉しいなぁ」と思えます。

「共感」は言葉だけでなく、聴く姿勢や態度、表情でも伝えることが出来ます。子どもや若者たちと話す上で大切にしているところです。
一生のうちに一人でも「真に自分の気持ちを分かってくれている人」に出会うことは、人生の強い支えになります。

ゆうび小さな学園 折坂麻理恵
☎04・7146・3501 FAX同7147・1491(NPOゆうび小さな学園)


                                                  

2019年12月25日 子どもの広場ゆうび~共感は強い味方~ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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