「きな臭い 戦争の臭いがする」平和を守る~子どもの遊びを見るとウキウキする校長先生



「きな臭い 戦争の臭いがする」平和を守る~子どもの遊びを見るとウキウキする校長先生

◆小春日和。休み時間。
子ども達でいっぱいの校庭。岸校長は一人ベンチで目を細めて眺めている。2年生の子が手をつないで走り来て
「校長先生は一人で何しているの?」
『ああ~、みんなの遊ぶの見ているの』
「見ているの?面白いの?」
『ああ、面白いよ。ウキウキしてくるよ』
「へぇ!、ウキウキしてくるんだ!。ウキウキか!。ウキウキ、ウキウキ、ハッハハ…」

笑いながらスキップで走り去った。校長は、梁塵秘抄(りょうじんひしょう)の「遊びせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけむ、遊ぶ子どもの声聞けば、我が身さえとて揺るがるる…」を呟く。
――平和な子ども達。

 

◆他日。

全校朝会で司会の6年生が突然「皆さん、今日は何の日か知っていますか?…校長先生のお誕生日です!みんなでお誕生会をします」

拍手と「おめでとう」の続く中、ハッピーバースデーのピアノ伴奏が…。

60歳の誕生日を学校中で祝ってもらった。学校全体が大きな大家族に思える。至福の岸校長。
――平和な学校。

 

◆タイムスリップ50年過去へ。
岸校長が小学生の岸君の頃。4・5・6年と担任したのが僕であった。
ベトナム戦争の頃で「民族自決」について熱く語っていた。
多くの子どもが声高に意見を述べる中、岸君は、穏やかに聴き入る子であった。
――戦争は外国のこと、子どもは平和。

 

◆75歳になる教え子達が、小学5・6年の65年前にタイムスリップ。
「僕の教え子達が大人になる20年30年後には、日本の国は誰もが幸せに暮らせる国になるだろう」と信じていた。

朝鮮戦争が勃発、伸銅工場社長の娘が「先生、お父さんが『軍需景気』って言うの。どういう意味?」と聞いてきた。
――隣の国の出来事、日本は平和。

 

◆2014年今年。
新年のあいさつを交わした方々のなかに、4人「戦争の臭い…」を加えられた方がいた。

尖閣諸島問題を報ずるマスコミから「戦争」の臭いを感じていただけに不安がつのる。

昭和の15年戦争の勃発が、今の戦争のきな臭さに良くに似ている。絶対に平和は守り続けなければとの信念は持っているつもりだが、何をなすべきかが、分からない。…愚か者です。…教えてください。

 


                                                  

2014年01月29日 「きな臭い 戦争の臭いがする」平和を守る~子どもの遊びを見るとウキウキする校長先生 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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