「自衛隊に入隊したい」と言う高3男子に・・・



「自衛隊に入隊したい」と言う高3男子に・・・

「自衛隊に入隊したい」と言う高3男子に、母親は何と応えたらいいのでしょうか?Tさん「次男(高3)が『自衛隊に入りたい』と言う。 

 戦争のきな臭ささもあるので、思い止まらせたいが、言うことを聞かない。うっちー、本人に話してくれませんか」と。

僕は中1(1942)の時、陸軍幼年学校を受験したいと、軍人である兄に言うと「軍人になることだけが国のためになることではないよ。いろいろ考えてみなさい」と言う。あれ?、褒めてくれると思ったのに…。兄は硫黄島で戦死した。敗戦後、兄の言葉の意味がわかるようになった。それから、小学教師になって、「教え子を再び戦場に送らない」のざんげと共に再生を誓った先輩教師達のスローガンを胸に刻み、社会科では、象徴天皇・戦争放棄・主権在民の3原則を力強く学習した。これらは、僕が自衛隊を考える時の土台になっている。

米国35代大統領ケネディ氏が就任演説の中で「…同胞であるアメリカ市民の皆さん、国があなたの為に何をしてくれるかではなく、あなたが国の為に何が出来るかを考えようではないか…」と発言し、市民の熱狂的な歓迎を受けていたが、あれは世界に君臨したい米国の表れではないか。「日本」では、後半の「あなたが国の為に云々」はあってはならない。日本のリーダーは常に国民の安心と豊かな生活の為に何が出来るかを考え実行するのが公僕としての役割だろうと考える。
自衛隊には2つの働きがある。

①3・11大災害で見られた「人々の命を救い、生活を支える自衛隊」。
②尖閣諸島で中国艦船と互いに人を殺す用具を装備してにらみ合いをする「国を守ると言う名の自衛隊(艦)」。

 次男君の心を動かすのは①であろう。②には、解りにくい点が多々ある。本来、国家間の問題は政治・外交の課題である。これを戦争の触発に近づけないのは国のリーダー達の覚悟だ。国民の命と生活を守るために命を懸けて外交交渉する政治家・外交官が欲しい。などの意見交換の後、次男君には「高卒で入隊しないで、大学に進み4年間かけて、視野を広め、自分の人生をどう創っていくか、日本人としてどう生きるかの考えを深めて、それから決めてもいいでしょう」と提案することにした。


                                                  

2014年04月30日 「自衛隊に入隊したい」と言う高3男子に・・・ はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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