No198 感情を見つめる



No198 感情を見つめる

客観に自分を見つめる事

ある母親の話。
「心の波立ちに注意をしていましたら、初めのうちは苛立ちが多かったですが、最近は、〝せつなさ〟がぴったりくるようです。
〝せつなさ〟に気付いたところで、消そうと思えば、止めることができるようになってきました。それでも子どもは、関わりを求めてきます。放っていますが、『もっと話をして』と訴えることもあります。ただ以前のように執拗に関わろうとはしなくなりました」
自分の感情の中で〝せつなさ〟に気付かれたのは上々のことで、「もっと話をして」は、お母さまの努力が功を奏している証です。

心の波立ちが起こった時、どんな感情なのか気付くことがポイントとなります。その気付きは自分の感情を第三者の目で監視し続けている証なのです。出来れば、その〝せつなさ〟の原因を思い出すことが出来れば、さらに、〝せつなさ〟を消しやすくなるでしょう」
何かの原因→心の波立ち→つい、いつの間にかという不本意な言動や行動、という連鎖反応は思春期病をもつ親には頻繁に起ります。

〝何かの原因〟の時点で気付くのが理想ですが、このパターンはもともと無意識に起こっていることなので、後方視的に、不本意な言動→感情の波立ち→何かの原因、とさかのぼるのが一つのコツと言うことが出来ます。感情を見つめることは、客観に自分を見つめることで、自分自身を客観視するとことにより起こるのは感情の沈静化です。原因まで追い求めている意図、どんな原因で心が波立つのか直感出来るのです。
沈静化した感情によってもたらされるのは、自分自身の心の安定であり、一度その心地よさを体験すると、その世界から離れたくないと思うようになります。
この心地よさこそ、感情を見つめる目的でもあり、脳は、本人にとって好ましいことを求める臓器なので、脳は全面的に協力体制に入り、より容易に感情の制御が可能になるという理屈なのです。大切なのは脳の気持ちに立つこと

次回は「脳について」


                                                  

2014年07月29日 No198 感情を見つめる はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 思春期ブルー 連載記事

トラックバック&コメント

まだトラックバック、コメントがありません。