No201 正当化



No201 正当化

観違っても管理支配したくないと思い続ける

ある母親の話。
「先生は黙って信じていれば治る、いいますが、登校もせず、勉強もせず、ゲームばかりやっている子どもを放っておいて本当に治るのでしょうか」
「治ると信じています」
「その根拠はあるのでしょうか」


「はい。ちょっと難しいですがご説明しましょう」
話は大きくなりますが、この世界は、宇宙の偉大なる存在が混沌とした宇宙に秩序をつけることで成立しました。
地球に住む我々も、偉大なる存在の秩序の中で暮らしています。
「思いは叶う」、「求めよ、さらば与えられん」などと言われますが、思い、要求、願望などは何かが不足したマイナス状態であるため、偉大なる存在は、啓示や実現するというプラスの恩恵を私達に与えてくれるのです。勿論、それは秩序に従った思いでなければ何もしてくれません。
しばしば自己啓発本などに、思い続ければ願いは叶うので、今すぐ動かなければ損だ、などと誘う文章がありますが、個人の欲望を満たすだけの思いであれば叶うことはありません。これを真に受けて失敗し、うつ状態になった人々も多く、社会問題化しています。
偉大なる存在の秩序に反する行為だからで、他者のため、社会のために自分を生かそうと思うのであれば、その思いは必ず叶います。
過去、私自身が何度か啓示や実現を受けたことがありますが、何の脈略もない瞬間に天から降ってくる感覚でした。
極端に強く思わなくとも、思い続けていれば叶うものは叶うものです。
以上の理由で、思春期外来では「子どもの行動には正当性があり、たとえ私の価値観と違っていても、私は管理支配したくない」と思い続けることを推奨しています。
不登校やゲームびたりを正しいと言っている訳ではありません。心がしなびた思春期病の子どもにとっては止むをえない行動であり。それなりの正当性があると考えています。
心がしぼめば、不登校、拒食症、抑うつ、対人恐怖症、家庭内暴力、抜毛症、ゲームびたり、昼夜逆転、発達障害様症状など、どんな病態も起こりうるものなのです。

次回は「愛」


                                                  

2014年10月29日 No201 正当化 はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

カテゴリ: 思春期ブルー 連載記事

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