フリースクールへの登園は出席扱いとなる



フリースクールへの登園は出席扱いとなる

本人・保護者・学校のいろいろな思惑…

不登校生のフリースクールへの登園を原籍校で「出席扱い」とすることは、文科省が各学校の校長裁量として認めている。本園の場合、現在小中学生年齢の学園生が17人いるが、その内12人が当該学校長に申請して認可を得て行っている。他の5人はその必要なしとして申請していない。
 保護者が「出席扱い」を申請したときの学校の対応もさまざまだ。校長先生・学年主任・養護教諭・担任先生が来園して、どんな理念で運営しているかを問い、施設を一通り見て、活動内容を確かめてから認可する学校もあれば、園のパンフレットを提示するだけでOKとする校長先生もいる。
月末に、一定の出席報告用紙に出席の日○、欠席の日/、集計日数、活動状況として「テニス教室に参加し体を動かしています」「一人で本を読み進め見聞を広めています」など個々の子の活動状況を記入し翌月始めに郵送している。
数日の体験入園を経て9月入園した友君(小5)の場合「活動の様子を把握したい」と毎日17時頃担任先生が電話を下さる。「本園としてはかまいませんが、先生は大変ではないですか?」と言うと「いや、私が担任している子ですから…。それに校長先生の方針でもあります」と律儀だ。電話の後、スタッフで「熱心だけど、何かがズレているんじゃないですかね」と話し合っている。
「出席扱い」のメリットは、受験のときの報告書に記入されることで合格の可能性が高まる。不登校の罪悪感から逃れるなど。保護者は義務教育の義務を果たしていると思えるなどか。
文科省が「出席扱い」を認めたのは不登校生の保護者の働きかけによるものと思われるが、その後、不登校は社会的に認知され、その認識は変化してきている。厳しい目標のある学校・学級集団に通わないとする認識だ。徹底的に個人を尊重する学校が用意され、ホームスクールも認可されれば、子ども達は、自分の心の内の力に従って、学びたいように学び、育ちたいように育つ。必要があれば学校を利用するだろう。受験の際も報告書に頼らず、自分の生き方としての不登校を堂々と述べられる。やがて「出席扱い」は消滅するだろう。


                                                  

2014年10月29日 フリースクールへの登園は出席扱いとなる はコメントを受け付けていません。 | トラックバックURL |

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